アルファタウリ、角田裕毅がF1昇格2年目を戦うマシン「AT03」を発表

アルファタウリが2022年のマシン「AT03」を“デジタル ローンチ”した。
アルファタウリが2022年のマシン「AT03」を“デジタル ローンチ”した。全 10 枚

F1チームのスクーデリア・アルファタウリは14日、今季2022年のマシン「AT03」を発表した。日本の角田裕毅が自身2年目のF1を戦うマシンである。

F1の新型車発表が続く2月。空力の規定が大きく変わって迎えるシーズンということもあり、発表段階でのマシンの“仕様”については例年以上に様々な観測がなされていて、やはりというべきか、発表済みのなかには今後、プレシーズンテストや開幕戦に向けてかなりの“変容”を確実視されているマシンもあったりする状況だ。

そんななか、日本の希望・角田裕毅(今年5月で22歳)が所属するアルファタウリが2022年のマシン「AT03」を革新的“デジタル ローンチ”で14日に発表した。

アルファタウリは昨季までホンダ・パワーユニット(PU)で戦っていたが、今季は姉妹チームのレッドブルと同じく、レッドブル・パワートレインズ(RBP)のPUを搭載する。これはホンダが“継続関与”しているPUだ。アルファタウリ公式サイトの14日時点の諸元表によれば、エンジンとして「RBPTH001」という型式(?)が記載されている。なお、発表画像のAT03のリヤにはレッドブルの今季マシン「RB18」同様、「HRC」(Honda RACING)のロゴが見える。

今季もアルファタウリのドライバーはピエール・ガスリー(#10)と角田裕毅(#22)で変わらず。昨季、F1初参戦の角田はシーズン終盤に予選トップ10の常連となり、最終戦では決勝4位という表彰台一歩手前の自己最高位を記録した。2年目の今季、角田にはさらなる飛躍が期待される。マシン規定大幅変更の今季ではあるが、昨季はガスリーが安定的に上位で戦えていたチームだけに、今季は角田にもそのレベルでの戦いを常に望みたくなるところだ。

今季のプレシーズンテストは2月23~25日(スペイン・バルセロナ)と3月10~12日(バーレーン)の2回が予定されており、開幕戦バーレーンGPは3月18~20日開催予定となっている。

《遠藤俊幸》

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