ブリヂストン、プレミアムタイヤ好調で大幅な増収増益 2021年12月期決算

ブリヂストンALENZA 001 / レクサスNX
ブリヂストンALENZA 001 / レクサスNX全 2 枚

ブリヂストンは2月15日、2021年12月期の連結決算を発表。プレミアムタイヤを中心にグローバルで販売が大きく伸長し、大幅な増収増益となった。

【画像全2枚】

乗用車・小型トラック用タイヤ販売は、前年比8%増(2019年比10%減)となった。半導体不足で新車販売が減速するも、市販用はメジャーブランドへの集中、適切な価格マネジメントを進めながら量を拡大した。高インチタイヤは前年比19%増(同7%増)と販売を伸ばした。

トラック・バス用タイヤは同14%増(同1%減)となった。堅調な建設需要/運送需要に支えられ、市販用は2019年を超えるレベルまで伸長。新車用はトラクター生産における半導体不足の影響が出ているが、乗用車・小型トラック用と比較すると影響は限定的だ。

鉱山用タイヤは相対的に販売回復が遅れていたが、鉱物需要の強さを背景に3Q以降、販売回復基調が継続。建設用タイヤは北米を中心とした旺盛なインフラ/建設需要に伴い、市販用・新車用ともに販売が大きく伸長した。

これらの結果、売上収益は前年比20.4%増の3兆2461億円となった。利益面では原材料高騰の影響を売値/ミックスの改善でカバーしたほか、経費・コスト構造改革の効果も寄与。営業利益は同503.0%増の3768億円、当期利益は3940億円(前年は198億円の赤字)となった。

2022年通期の業績見通しは売上収益3兆6500億円(前期比12.4%増)、調整後営業利益4250億円(同7.8%増)、純利益2800億円(同28.9%減)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る