日産 フロンティア 新型、1980年代のトラックに敬意のカスタマイズ…シカゴモーターショー2022

ハードボディは9代目「ダットサントラック」の北米仕様の名称

3インチのリフトアップキットを装着

カスタムペイントされたグロスブラックのフロントマスク

日産 フロンティア 新型の「プロジェクト・ハードボディ」
日産 フロンティア 新型の「プロジェクト・ハードボディ」全 11 枚

日産自動車の米国部門は2月12日、米国で開幕したシカゴモーターショー2022において、新型『フロンティア』(Nissan Frontier)をベースにしたコンセプトカー、「プロジェクト・ハードボディ」を初公開した。

写真:日産 フロンティア 新型の「プロジェクト・ハードボディ」

フロンティアは、日産のミッドサイズピックアップトラック。新型は、米国市場で日産が60年以上もの間培ってきたピックアップトラックのノウハウを生かし、パワーや性能だけでなく実用性や操縦安定性、最新のテクノロジーを兼ね備え、仕事とアドベンチャーのどちらにも使えるモデルとして開発された。

◆ハードボディは9代目「ダットサントラック」の北米仕様の名称

プロジェクト・ハードボディは、その名前が示すように、これまでで最も象徴的な日産トラックのひとつ、D21型(1985~1997年)の「ハードボディ」に敬意を表している。

ハードボディとは、9代目「ダットサントラック」の北米仕様の名称だ。D21型ハードボディは、日産デザイン・アメリカが手がけた最初のピックアップトラックだった。このD21型ハードボディは1980年代、オフロードレースでも活躍している。

ハードボディの名前は、その二重構造の荷台と攻撃的なデザインに由来する。当時のオフロードレースで成功を収めており、南カリフォルニアのビーチで開催されたオフロードレースでは、チャンピオンに輝いている。

◆3インチのリフトアップキットを装着

プロジェクト・ハードボディは、新型フロンティアの「クルーキャブSV 4x4」グレードがベースだ。調整可能なアッパーサスペンションコントロールアームを備えた3インチ(およそ76mm)のリフトアップキットを装着する。

また、オフロード仕様の「PRO-4X」グレード用のオーバーフェンダー、33インチのBFグッドリッチ製オールテレーンTAタイヤ(K02285/70R17サイズ)、日産デザイン・アメリカがカスタムメイドしたクラシックなハードボディのブロックスタイルホイール、荷台マウントのスペアタイヤキャリア、スポーツバーを装備している。10インチの長方形デザインのLEDライト、ブラックアウトされたフロントエンド、1980年代スタイルのドアグラフィックも特徴だ。

◆カスタムペイントされたグロスブラックのフロントマスク

また、琥珀色のフォグランプ、カスタムペイントされたグロスブラックのフロントマスク、日産の純正アクセサリーによるブラックフードグラフィック、グロスブラック仕上げのドアミラーカバー、グロスブラック仕上げのドアハンドル、カスタム4×4ドアグラフィックを装備した。

フロントのスキッドプレートは、PRO-4Xグレード用のアイテムを採用した。日産純正アクセサリーのオフロードステップレールは、ボルトオンステップが取り外された。日産純正アクセサリーのスポーツバー、グロスブラック塗装のリアバンパー、ブラック仕上げのエキゾーストフィニッシャーも装備している。

さらに、RIGIDのEシリーズ10インチライト、カスタムメイドのライトバーマウント、「Nissan Utili-track」システムのアンダーレール、カスタムスペアタイヤマウントとカスタムテールゲートグラフィックで、カスタマイズされている。

《森脇稔》

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