アウディ A8 改良新型、新シングルフレームグリル採用…欧州発売

外観はフロントのデザインを中心に変更

フルデジタルの「アウディバーチャルコックピット」を設定

先進運転支援システムと連動するデジタルOLEDリアライト

アウディ A8 改良新型
アウディ A8 改良新型全 9 枚

アウディは2月15日、改良新型『A8』(Audi A8)を欧州市場で発売した。ドイツ本国でのベース価格は、9万7800ユーロ(約1285万円)と発表されている。

写真:アウディ A8 改良新型

◆外観はフロントのデザインを中心に変更

改良新型のエクステリアは、フロントのデザインが全体的に見直された。シングルフレームグリルのベースがさらに幅広くなり、サイズが拡大されたクロームアングルが下方から上方へと伸びた新デザインとした。サイドエアインテークはより直立したデザインに。ヘッドライトも新しく、外側下端部分には独特な造形が施された。ボディサイドでは、ロッカーパネルが新形状になり、その下端にブレードが装着されている。

リアには、ワイドなクロームライン、デジタルOLEDテクノロジーによるカスタマイズ可能なテールライト、横幅いっぱいに広がるセグメント化されたライトストリップが装備された。バンパーのディフューザーインサートは、水平バーとともにデザインが見直されている。排気フローを最適化した4本出しの丸形テールパイプも採用された。

エクステリアでは、標準仕様に加えて、クロームエクステリアパッケージが用意される。さらに、A8としては初めて、新しい「Sライン」エクステリアパッケージも設定された。フロントが標準仕様とは差異化されるほか、サイドエアインテークには、独自のブレードが追加される。ブラックアピアランスパッケージも選択できる。

改良新型には、新色のメタリックディストリクトグリーン、ファーマメントブルー、マンハッタングレー、ウルトラブルーを含む11色のカラーが用意された。また、デイトナグレー、フローレットシルバー、ディストリクトグリーン、テラグレー、グレイシャーホワイトの5つのマットカラーを選択することもできる。さらに、「アウディエクスクルーシブプログラム」を利用すると、顧客の好みのカラーを自由に選択することが可能だ。なお、改良新型のボディサイズは、全長5190mm、全幅1950mm、全高1470mm、ホイールベース3000mmだ。

アウディ A8 改良新型アウディ A8 改良新型

◆フルデジタルの「アウディバーチャルコックピット」を設定

改良新型のインテリアには、「MMIタッチレスポンス」を装備した。操作は、10.1インチと8.6インチの2つのディスプレイと、日常会話に対応したボイスコントロールで行う。ボイスコントロールを開始する場合は、「Hey Audi」と発話する。オプションのヘッドアップディスプレイを備えたフルデジタルの「アウディバーチャルコックピット」では、重要な情報は、ドライバーの視野内に直接表示される。

「MMIナビゲーションプラス」も標準装備された。第3世代のモジュラーインフォテインメントツールキットの「MIB 3」が採用される。ナビゲーションシステムには、「Audi connect」のオンラインサービスと「Car-2-X」サービスが標準装備されている。

バレッタレザーシートを標準装備した。シート地の正確なミシン目、電動開閉式装飾トリム、エアベントドア、コンフォートヘッドレストのベルベッティレザーなどに、高品質なクラフトマンシップを追求している。

アウディ A8 改良新型アウディ A8 改良新型

◆先進運転支援システムと連動するデジタルOLEDリアライト

ビデオプロジェクターと同様の原理で作動するデジタルマトリクスLEDヘッドライトは、改良新型では「DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)」テクノロジーが導入された。各ヘッドランプは、約130万個のマイクロミラーを備えており、光を小さなピクセルに分散させることにより、ヘッドライトの光軸を高い精度で制御することができる、と自負する。

これによって実現した新機能の一例が、高速道路を走行する際のレーンライトとオリエンテーションライトだ。ヘッドライトが光のカーペットとなり、走行中の車線を明るく照らし出す。オリエンテーションライトは、道路工事区間でも、ドライバーは直感的に走行車線に留まることができるという。デジタルマトリクスLEDヘッドライトは、ドライバーが車両のロックを解除したり、車両から離れたりする際に、ダイナミックカミングホーム/リービングホーム機能を作動させる。この機能では、プロジェクターのように、地面や壁に光のショーを展開する。

改良新型A8には、デジタルOLEDリアライトが標準装備された。OLEDは有機発光ダイオードで、車両の注文時には、2種類のリアライトシグネチャーから選択できる。アウディドライブセレクトで「ダイナミック」モードを選択すると、リアライトは、このモード専用のライトシグネチャーに変化する。

デジタルOLEDリアライトには、先進運転支援システム(ADAS)と連動した近接表示機能が組み込まれている。この機能は、停車した車両の後方から2m以内に別の車両が近づいてくると、すべてのOLEDセグメントを点灯させる。追加の機能には、ダイナミックターンシグナルの他、カミングホームやリービングホームシーケンスが含まれている。

《森脇稔》

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