西武の新旧『レッドアロー』が並ぶ日も近い…富山地鉄のNRAは2月19日から運行

西武時代の10000系NRA。4両が富山地鉄で第二の人生を送る。
西武時代の10000系NRA。4両が富山地鉄で第二の人生を送る。全 6 枚

富山県の富山地方鉄道(富山地鉄)は2月17日、西武鉄道(西武)から譲受した10000系『ニューレッドアロー』(NRA)の運行を2月19日から開始すると発表した。

NRAは、1969年に登場した5000系『レッドアロー』の後継として1993年にデビューした西武としては第2世代の特急車。2003年までに7両編成12本が登場し、新宿線では『小江戸』、池袋線では『ちちぶ』『むさし』などで運用されたが、2020年3月には001系『Laview』の投入により池袋線系統から撤退している。

富山地鉄へ譲渡された車両は、元10102編成のクハ10102と元10106編成のモハ10606・モハ10206・クハ10106からなる4両で、2020年10月に富山地鉄の稲荷町車庫に搬入。電鉄富山方からクハ221+モハ20222+モハ20021の3両編成を組んで運用される。

クハ221には車椅子スペース、トイレ、洗面台、自動販売機が、20021号にはシートを線路と並行に配置した優先座席8席が設置される。座席数はクハ221が38、モハ20022が64、モハ20021が46。クハ221には車椅子スペース、トイレ、洗面台、自動販売機が、20021号にはシートを線路と並行に配置した優先座席8席が設置される。座席数はクハ221が38、モハ20022が64、モハ20021が46。

2月中は、電鉄富山~宇奈月温泉・立山間に2往復運行されるほか、休日に限り電鉄富山~岩峅寺(いわくらじ)間を南富山経由で1往復運行される。

20020形の運用(2月19~28日)。20020形の運用(2月19~28日)。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  3. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る