ジャガー・ランドローバー、次世代の自動運転システム開発へ…NVIDIAと戦略的提携

ジャガー・ランドローバーとNVIDIA
ジャガー・ランドローバーとNVIDIA全 2 枚

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は2月16日、NVIDIAと戦略的提携を締結し、次世代の自動運転システムや、AI(人工知能)を活用したサービス、エクスペリエンスを共同開発すると発表した。

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ジャガーとランドローバーは2025年以降、すべてのモデルに「NVIDIA DRIVE」ソフトウェアデファインド・プラットフォームを搭載する。これにより、アクティブセーフティや自動運転、パーキングシステム、ドライバー支援システムなどに加えて、ドライバーや乗員をモニタリングして、車両環境の高度なビジュアライゼーションなどのAIを駆使した機能も展開していく。

「NVIDIA DRIVE Hyperion」をベースにしたフルスタックソリューションは、「DRIVE Orin」中央制御型AVコンピュータを採用し、「DRIVE AV」と「DRIVE IX」ソフトウェア、セーフティ、セキュリティ、ネットワークシステム、サラウンドセンサーを搭載する予定だ。DRIVE Orinが車両のAI頭脳となり、ジャガー・ランドローバー・オペレーティング・システムを実行し、NVIDIA DRIVE Hyperionが中枢神経系の役割を担う。

さらに、ジャガー・ランドローバーは、自社開発のデータセンターソリューションも活用していく。「NVIDIA DGX」と組み合わせて、AIモデルのトレーニングを行い、「NVIDIA Omniverse」上に構築された「DRIVE Sim」ソフトウェアが物理的で正確なリアルタイムシミュレーションを行う。

ジャガー・ランドローバーのソフトウェアデファインドな機能と、エンドツーエンドで検証するアーキテクチャが、無線通信によるアップデートで、車両の生涯を通じて、常に最新の運転支援や自動運転サービスを可能にする、としている。

《森脇稔》

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