自動車道と鉄道のトンネル同士がクロス…陸羽西線がリスク回避で5月14日から休止 2024年度中まで

「高屋道路」の事業区間周辺。現在は最上川沿いに国道47号が延びているが、災害による通行止めの頻度が高く、山側への迂回が計画された。
「高屋道路」の事業区間周辺。現在は最上川沿いに国道47号が延びているが、災害による通行止めの頻度が高く、山側への迂回が計画された。全 2 枚

JR東日本仙台支社と新潟支社は2月22日、陸羽西線新庄~余目間全線の運行を5月14日から休止すると発表した。

国土交通省では、最上川沿いに延びる国道47号線の災害時迂回路として、山形県戸沢村内に地域高規格道路「新庄酒田道路」の一部となる3.4kmの自動車専用道路「高屋道路」を整備するが、計画では酒田方に設けられる全長350mの高屋トンネル(仮称)が陸羽西線古口~高屋間のトンネルに近接する形でアンダークロスすることになっている。

この点については、学識者らによる施工技術検討委員会で安全対策が検討されてきたが、技術的な問題が多いとして、陸羽西線全線の運休に踏み切ることになった。

休止は2024年度中までを予定しており、その間は新庄~余目・酒田間でバスによる代行輸送が実施される。

「高屋道路」の事業区間。「高屋道路」の事業区間。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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