アストンマーティン(Aston Martin)は2月23日、2021年通期(1~12月)の決算(暫定値)を発表した。赤字幅が縮小している。
同社の発表によると、売上高は10億9530万ポンド(約1690億円)だった。前年の6億1180万ポンドに対して、79%増とプラスに転じた。一方、2021年通期の最終損益は、7650万ポンド(約118億円)の赤字となった。前年の3億2290万ポンドの赤字から、赤字幅が縮小している。
前年は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を受けて、工場の生産停止やディーラーの営業休止が業績に影響した。今期は新車販売が回復し、赤字の縮小に結び付いた。
アストンマーティンのトビアス・ムアースCEOは、「2021年を通じて、事業環境は厳しい状況が続いた。それにもかかわらず、需要主導型の販売目標の達成と収益性の向上により、コアビジネスを計画どおりに成長させた」と述べている。