牧場の中にある駅…北海道新幹線新八雲駅(仮称)のデザインコンセプトを発表

新八雲駅(仮称)の建設現場周辺。
新八雲駅(仮称)の建設現場周辺。全 3 枚

北海道新幹線の建設主体である独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は2月22日、北海道八雲町より新八雲駅(仮称)のデザインコンセプトを受領したと発表した。

新八雲駅は、2030年度末に予定されている北海道新幹線札幌延伸時に、新函館北斗~長万部間に開業する新幹線単独駅で、在来線の八雲駅の西方約3km地点に建設が予定されている。

新八雲駅(仮称)の位置。新八雲駅(仮称)の位置。

これを受けて八雲町では北海道新幹線着工後の2006年12月、道南地域北部の広域連携拠点づくりをコンセプトにした駅周辺整備構想を発表。駅舎の規模を約1000平方mとし、500平方mの情報交流館を併設するとしていた。

また、北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業後の2019年3月には、具体的な整備方針を示す「北海道新幹線新八雲(仮称)駅周辺整備基本計画」が策定され、駅舎のデザインコンセプトが検討された結果、「牧場の中にある駅~二つの海をもつ八雲の大地にたつ、牧歌的風景に調和したシンプルな駅~」とされた。

これは八雲町が太平洋と日本海の両方に面し、酪農や水産業が盛んな町であることに沿ったもので、今後、鉄道・運輸機構では、提案されたコンセプトに沿って駅のデザイン素案を検討し、八雲町に提案するとしている。

新八雲駅(仮称)の駅舎出入口検討案。鉄道・運輸機構では地上駅を構想しているが、八雲町では周辺の牧歌的風景に配慮して高架駅を要望している。新八雲駅(仮称)の駅舎出入口検討案。鉄道・運輸機構では地上駅を構想しているが、八雲町では周辺の牧歌的風景に配慮して高架駅を要望している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  3. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. 【マツダ CX-60 MHEV 新型試乗】買い時とグレードのチョイスに迷う存在…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る