フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は2月24日、傘下のポルシェの新規株式公開(IPO)の可能性について、検討していると発表した。
フォルクスワーゲングループの取締役会と監査役会は、ポルシェオートモービルホールディングと議論し、株式上場を準備するための次のステップの基礎を構築することで合意した。
フォルクスワーゲングループの取締役会は、ポルシェの新規株式公開の可能性が、フォルクスワーゲンを垂直統合型モビリティグループやソフトウェアベースのゼロエミッションモビリティのプロバイダーに変革する過程において、次の重要なステップになると考えているという。
新規株式公開を行った場合、ポルシェの株式は50%の優先株式と50%の普通株式に分割され、優先株式の最大25%が新規株式公開分として、市場に出ると想定されている。
フォルクスワーゲングループのヘルベルト・ディースCEOは、「自動車産業は抜本的に変化しており、ポルシェのIPOは、変革をさらに加速するための柔軟性を提供する。ポルシェは、より多くの株主を獲得すると同時に、グループの相乗効果の恩恵を受け続けるだろう」と述べている。