パナソニック、スポーツeバイク「ゼオルトM5」発売へ…日本人仕様の車体設計

パナソニック ゼオルトM5(ブルブラック)
パナソニック ゼオルトM5(ブルブラック)全 14 枚

パナソニック サイクルテックは、スポーツeバイクの新ブランド「XEALT(ゼオルト)」を立ち上げ、第1弾としてMTBモデル『XEALT(ゼオルト)M5』を4月8日より発売する。

電動アシスト自転車の市場は年々拡大。買い物や子どもの送り迎え、通勤・通学などの普段使いに加え、昨今はツーリングやトレイルライドなどスポーツeバイクをレジャーで使用するケースも増加している。しかし、スポーツeバイクの多くは車高が高く、小柄な人には乗りづらいなどの課題があった。

新製品は日本人が扱いやすいサイズを最優先した車体設計で、取り回しやすい車体を実現。取り回しの良い27.5型ホイールを採用したほか、幅広い身長に適応する360mm(適応身長:157-170cm)と420mm(同170-183cm)の2フレーム展開とした。

さらに、欧州市場で高い評価を得ている高トルクモーター「GXドライブユニット」を日本向けにチューニングして初搭載。最大トルク90Nmによるパワフルアシストと4種類の走行モードにより、舗装道路だけでなくオフロードでもメリハリの利いたパワフルな走りが楽しめる。

36V-13.0Ahの高容量リチウムイオンバッテリーはフレームのダウンチューブへ内蔵。ダイナミックで力強いスタイリングを実現している。バッテリーは車体に取り付けた状態でも、車体左側のプラグから充電が可能。走行可能距離はパワフルアシストのハイモードが約73km、踏力に応じたアシストを行うオートモードが約96km、アシスト力を抑えたエコモードが約135kmとなっている。

サイド液晶ディスプレイスイッチは、走行時にグリップを握りながらでも操作しやすいキーレイアウト。アシストモードの切り替えのほか、視認性の高いカラー液晶で走行速度、走行距離、平均速度、最高速度、積算距離、バッテリー残量、走行可能距離などを確認できる。また、市販のOTGケーブルを使用し、USB対応機器への給電にも対応する。

フロントフォークはeMTBの新規格である下側1.8インチのテーパーコラムを採用したSRサンツアー製「AION35 EVO Boost RLR-PCS」を装備。150mmトラベルにより高い走破性を実現する。走行時の路面に合わせてサスペンションのロックとリリースを手元で操作できるリモートレバーにより舗装路からオフロードまで幅広く楽しめる。

このほか、トレイルでの乗り降りや下り坂でサドル高を下げることができるドロッパーシートポスト、未舗装道路を走行しても疲れにくいSELLE ROYAL製サドル、ハードな走りにも対応する前後スルーアクスルなどを備える。

カラーはブルブラックとスターライトシルバーの2色を設定。価格は44万2000円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る