日産 リーフ、新デザインでリフレッシュ…2022年型を欧州発表

新デザインのアルミホイールとエンブレム

「Pro PILOT」など最新の先進運転支援システム

高性能な『リーフe+』もラインナップ

日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)
日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)全 10 枚

日産自動車の欧州部門は2月23日、『リーフ』(Nissan Leaf)の2022年モデルを欧州で発表した。

◆新デザインのアルミホイールとエンブレム

2022年モデルでは、エクステリアを小変更した。最も目立つのは、新デザインのアルミホイールだ。新しい16インチと17インチのアルミホイールは、ブラック仕上げで、スポーティさとプレミアム感を高めることを狙った。

また、フロントグリル、ホイール、リアには、日産の新しいブランドエンブレムが装着されている。

ボディカラーには、6つのモノトーンカラーと5つのツートンカラーのオプションが用意された。『キャシュカイ』や『アリア』などに設定されているユニバーサルブルーと、マグネティックブルーの2色が、新色として選択できる。

日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)

◆「Pro PILOT」など最新の先進運転支援システム

先進運転支援システム(ADAS)として、「インテリジェント・ブラインド・スポット・インターベンション(IBSI)」が装備された。これは、車両後側方に設置されたサイドセンサーで隣接レーンの車両を検知し、隣接レーンに車両が存在する時に車線変更を開始すると、表示と音によりドライバーに警告するとともに、4輪のブレーキを個々に制御することによりヨーモーメントを発生させ、隣接の車両に近づけないよう、ドライバーの運転操作を支援するものだ。衝突が回避できないと判断した場合、自動的にブレーキをかけて車線を維持する。

車載Wi-Fiホットスポットも用意される。乗員は、車内に組み込まれた4G接続のおかげでインターネットに接続し、最大7台のデバイスが車載Wi-Fiを利用できる。例えば、長距離移動の際などに、子どもがお気に入りのアニメを視聴することができる。

さらに、Apple 「CarPlay」、グーグル「Android Auto」、「インテリジェントバックミラー(IRVM)」などが採用された。最新の「Pro PILOT」テクノロジーにより、自動的に停止や発進を行い、前方の車両との車間を維持する。「e-ペダル」は、アクセルペダルだけで加速、減速、停止することができる。

日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)

◆高性能な『リーフe+』もラインナップ

スマートフォンに専用アプリをダウンロードすることで、「Nissan Connect Services」のさまざまな機能が利用できる。これにより、ユーザーは、バッテリーの充電レベルの確認をはじめ、通販で購入した商品を車内に配達してもらうために、車両のロックやロック解除を行うなど、主要な機能をリモートで制御できる。走行前に、遠隔操作によって、車内の空調を最適な温度に設定しておくことも可能だ。アマゾン(Amazon)の「アレクサ(Alexa)」により、スマートホームデバイスに接続することもできる。

2022年モデルには『リーフe+』を設定する。高性能なEVパワートレインを採用し、パフォーマンスと航続を向上させているのが特徴だ。「e+」の名称は、エネルギー密度が増したバッテリーと、よりパワフルなパワートレインに由来する。日産によると、欧州仕様車の航続は、最大385km(WLTP計測)を実現しているという。

リーフe+は、最大出力217ps、最大トルク34.7kgmを発生するモーターを搭載する。これにより、高速走行時の加速性能を大きく向上させた。例えば、80km/hから100km/hへの加速時間はおよそ15%短縮し、高速道路の合流や追い越しシーンにおいて、よりスムーズなドライビングを可能にした。最高速もおよそ10%引き上げている。また、リーフe+のバッテリーは、エネルギー密度を約25%向上させている。

日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)日産 リーフ の2022年モデル(欧州仕様)
■詳細写真 https://response.jp/article/2022/02/28/354678.html

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る