ジープ チェロキー に2022年型、入門オフローダー「X」設定…米国発表

約25mmのリフトアップサスペンション

伝説のジープの4x4機能を継承

8.4インチディスプレイ付き「Uconnect4C」標準装備

ジープ・チェロキー・トレイルホーク(米国仕様)
ジープ・チェロキー・トレイルホーク(米国仕様)全 10 枚

ジープは3月4日、『チェロキー』(Jeep Cherokee)の2022年モデルを米国で発表した。

◆約25mmのリフトアップサスペンション

2022年モデルには、新グレードとして、「チェロキーX」を設定した。シリーズの入門グレードとなるチェロキーXには、タフなオフロード性能を備えたジープならではのスタイリングを追求した。ボンネットには専用デカールを装着。フロントドアには、チェロキーXのロゴを大きくあしらう。足元には、1インチ(約25mm)リフトアップのサスペンションを採用する。

また、インテリアは、アップグレードされたクロス&ビニールシートを装備した。パワートレインには、最大出力270hp、最大トルク40.8kgmを引き出す3.2リットルV型6気筒ガソリン「ペンタスター」エンジンを搭載している。

新機能として、パワーリフトゲート、7インチフルカラーTFTディスプレイ、デュアルゾーンオートエアコン、リアビュー自動防眩ミラー、防犯システム、ユニバーサルガレージドアオープナー、115ボルト電源コンセントなどを、「ラティチュードLUX」グレードに標準装備した。

ジープ・チェロキー X(米国仕様)ジープ・チェロキー X(米国仕様)

◆伝説のジープの4x4機能を継承

最大5種類の走行モード(オート、スノー、スポーツ、サンド/マッド、ロック)が切り替えられる「ジープセレクテレーン」トラクションコントロールシステムを採用した。このうち、ロックモードでは、オフロードで優れた走破性能を発揮する。4WDシステムは、2種類が用意されている。

パワートレインには、3.2リットルV型6気筒ガソリンのペンタスターに加えて、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボを設定する。最大出力は270hp、最大トルクは40.8kgmを引き出す。トランスミッションは、9速ATを組み合わせている。

また、「リアアクスルディスコネクト」を採用する。路面状況からAWDを必要としないと車両が判断した場合、リアアクスルを駆動システムから切り離し、自動的に前輪駆動に切り替わる。これにより、パワートレインの抵抗が減少し、燃費が向上するという。車両が4WDを必要と判断すると、自動的に4WDに切り替わる。

ジープ・チェロキー・リミテッド(米国仕様)ジープ・チェロキー・リミテッド(米国仕様)

◆8.4インチディスプレイ付き「Uconnect4C」標準装備

すべてのグレードに、8.4インチディスプレイとSiriusXMラジオを備えた「Uconnect4C」を標準装備している。最新の「Uconnect」システムとなるUconnect4Cでは、使いやすい機能、強化された処理能力、高速起動時間、動的タッチスクリーン、高解像度グラフィックス、Apple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」が含まれる。オプションで、ナビゲーションシステム、4G LTEのWi-Fiホットスポット、アマゾン(Amazon)の音声アシストの「アレクサ(Alexa)」が選択できる。

前面衝突警告プラスとレーンセンスデパーチャー警告プラスを含めて、80以上の先進運転支援システム(ADAS)を標準またはオプションで装備できる。

ボディカラーは、ビレットシルバーとブライトホワイト、ダイヤモンドブラッククリスタル、ブライトホワイト、グラナイトクリスタル、ハイドロブルー、スレートブルー、スティンググレー、ベルベットレッドが用意されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  3. 「ゴツい見た目に、爽やかなブルーは反則」新型トヨタ『セコイア』発表で高まる日本導入への期待
  4. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  5. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る