セダン廃止説どうなる? VW『パサート』次期型、市販ボディをスクープ

VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 23 枚

VWの欧州Dセグメントセダン&ワゴン『パサート』次期型を、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。2月の段階では現行型ヴァリアントを用いたテストミュールだったが、今回は市販モデルのボディとなっている。

社内コード「B9」と呼ばれる次世代型は、セダンがラインアップから外れ、ワゴンのヴァリアントのみとなることが噂されている。EVセダンコンセプト「I.D. VIZZION」の市販モデルがパサートセダンの後継モデルとして設定されると見られている。

VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

捉えたプロトタイプは、コンポーネントデザインやスタイリングを刷新するが、デザインはパサートらしく保守的だ。フロント&リアエンドにはお得意のステッカーを貼り、新デザインをカモフラージュ。『ゴルフ8』に似たLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトが予想されている。

以前のプロトタイプでは継ぎ接ぎが見られたBピラーは修正され、ホイールベースが延長されている。注目はリアクォーターウィンドウ周辺で、現行型より丸みを帯び、Dピラーが傾斜を持っていることが確認できる。市販型では「MQB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用、ホイールベースが延長されるほか、トラックも拡大される可能性が高い。

VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

最後の内燃機関となる可能性があるパワートレインは、マイルドハイブリッドの支援を受け、さまざまなガソリン及びディーゼルエンジンが供給されると予想される。またプラグインハイブリッドもラインアップされる。

パサート次期型は開発初期段階とみられ、2024年モデルとして2023年内のワールドプレミアが予想されている。基盤を共有する第4世代のシュコダ『スペルブ』と合わせて、スロバキアのブラチスラバで生産予定となっている。またSUVテイストを盛り込んだ「オールトラック」バージョンの登場も期待できるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る