ヤマハ発動機は、実証実験用電動スクーター『E01』を一般ユーザーに3か月間リースする、原付2種クラスEVの実証実験を7月から実施。5月9日より参加者の募集を開始する。
E01は、原付二種クラスのスクーターとしての実用性と都市間の移動に適した走行性能を備える電動スクーター。自社開発の高回転型空冷永久磁石埋込型同期モーター(IPMSM)と大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。低速走行時の扱いやすさ、全域でのリニアな加速感とともに、104kmの航続距離を実現している。
今回の実証実験では、E01 100台を一般ユーザーに月額2万円のリースで3か月間貸し出し、ユーザーの意見や使用状況をもとに、原付2種クラスEVや急速充電の市場受容性を探る。参加条件は満20歳以上で小型限定普通二輪免許(AT限定含む)以上の二輪免許保有者。5月9日から22日までホームページより応募を受け付ける。
ヤマハ発動機では、2050年までに「スコープ3(主に製品使用時など)」におけるCO2排出量を2010年比で90%削減する目標を掲げている。今回の実証実験は、その目標達成に向けて取り組む活動の一環となる。