眠くなると振動するシートカバー、トヨタ紡織が開発…運送事業者向け実証実験開始

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

トヨタ紡織は、走行中の眠気を抑制するとともに、眠気推定結果や運行前後の利用データを収集・可視化するIoTシートカバーを開発し、運送事業者向けに実証実験を開始した。

【画像全2枚】

IoTシートカバーは、疲労状態推定システムと眠気抑制システムを搭載したデバイスで、スマートフォンアプリと連動して使用。疲労状態推定システムは内蔵のセンサーで心拍間隔を推定し、ドライバーが座るだけで、疲労状態を推定する。眠気抑制システムは車室内の専用カメラを用い、ドライバーの目や頭の動きを感知し、ドライバーの眠気レベルを推定。その眠気レベルに合わせて、シートカバーが振動したり、音楽が流れる仕組みとなっている。また、スマートフォンアプリから疲労状態推定結果や眠気推定結果をクラウドへ送信し、リアルタイムに運行管理者へ通知することもできる。

今回の実証実験はあいおいニッセイ同和損保と共同で実施。西濃運輸などの中長距離トラックドライバーにIoTシートカバーを利用してもらう。ドライバーの運行前後、走行中の疲労推定結果や眠気推定結果などのデータを収集。蓄積したデータをもとに、トラック運転者が眠気や疲労を生じにくい走行ルートや休憩を取るタイミングなどについて解析するとともに、システム全体の効果検証と改善を進めることで、ドライバーのより安全・安心な運行への貢献を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  5. トミカ「ムービースターズ」、第1弾は『西部警察』のスーパーZとガゼール…2026年2月発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る