首都高速の新料金、55km上限料金1950円 4月1日実施

首都高速
首都高速全 2 枚

首都高速道路は料金を見直し、4月1日から実施する。最も大きな変化は上限料金の見直しだろう。ETC車・普通車区分で現行の1320円が1950円になる。

首都高の料金は2016年4月に、それ以前の圏内均一料金制から対距離制に移行した。その際、長距離利用の料金の激変を緩和するために一定の距離以上は料金が定額になる上限料金を設定した。現行、ETC車・普通車区分で35.7km以上は何km走っても1320円だ。

それから一定の期間が経過し、対距離制を基本とした料金体系を整えるため、上限料金を見直す。4月1日から55.0km以上の利用が上限料金の1950円になる。利用距離35.7km以内では現行料金から変わらず、35.7km超が最大1950円までの値上げだ。

現金車・普通車区分は基本料金1320円が1950円になる。

上限料金の見直しに合わせ、ETC車について、大口・多頻度割引を拡充し、深夜割引を新たに導入する。大口・多頻度割引は物流を支える車の負担が急激に増加しないようにするため、深夜割引は交通量の比較的少ない深夜帯を利用しやすくするためだ。

料金例(ETC車・普通車区分)

35.7km以下
現行:1320円まで対距離制 / 新料金:現行と変わらず
例 空港中央~川崎浮島JCT=4.2km
現行:300円 / 新料金:300円
例 三郷JCT~中環小松川=18.1km
現行:750円 / 新料金:750円

35.7km超~55.0km以下
現行:1320円 / 新料金:1950円までの値上げ
例 川口JCT~用賀=38.6km
現行:1320円 / 新料金:1420円

55.0km超
現行:1320円 / 新料金:1950円に値上げ
例 さいたま見沼~並木=86.6km
現行:1320円 / 新料金:1950円

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  4. 約67万円から買える小型トラック、印タタが「エースプロ」発表…EVも用意
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る