ホンダ、独「レッドドット」デザイン賞を二輪・四輪・パワープロダクツで同時受賞

レッドドットアワード プロダクトデザイン2022を受賞したホンダの4製品(左上:HR-V、右上:NT1100、左下:ADV350、右下:EU32i)
レッドドットアワード プロダクトデザイン2022を受賞したホンダの4製品(左上:HR-V、右上:NT1100、左下:ADV350、右下:EU32i)全 5 枚

ホンダは3月31日、新型スポーツツアラー『NT1100』、中型スクーター『ADV350』、コンパクトSUV『HR-V』、ハンディタイプ発電機『EU32i』の4製品が、世界的デザイン賞「レッドドットアワード プロダクトデザイン2022」を受賞したと発表した。二輪車・四輪車・パワープロダクツ3領域での同時受賞はホンダ初となる。

NT1100

NT1100は、快適性と多用途性を高次元でバランスさせることで、日常の扱いやすさと長距離走行の快適さを両立した新型スポーツツアラーだ。ライダーを中心に造形されたコンパクトなプロポーションに、ウインドプロテクション性能を徹底して追求。気軽に、快適に乗れるアップライトなライディングポジションとし、スリムなシート幅と合わせ足つき性にも配慮している。

デザインはシンプルでありながら洗練され、エレガントでモダンなイメージを採用。キャラクターラインを強調することで引き締まった印象と軽快さを与えている。1082cc水冷直列2気筒エンジンを搭載し、低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性を持たせることで、力強くスポーティーな走りを楽しめる。

ADV350(海外専用モデル)

ADV350は、洗練されたシティスクーターにアドベンチャーモデルのスタイルを融合することで、市街地はもちろん、荒れた舗装路やフラットダートなどでの軽快な走行を楽しめる「シティーアドベンチャー」という新たな価値を提案する中型スクーターだ。デザインは前後方向の凝縮感をより強調したボディと長めに設定したサスペンションによるアップライトなシルエットでアクティブな印象を表現。またエッジを際立たせた面構成でスタイリッシュさを演出している。

スタイリングは、洗練された都会のシーンにも、緑が映える郊外のシーンにもマッチ。エンジンは、低フリクション設計による高い燃費や環境性能を備えた330cc水冷4バルブ単気筒エンジン「eSP+」を搭載する。路面状況に合わせた走行を可能にするホンダセレクタブル トルク コントロール(HSTC)を搭載。市街地と郊外の走りに適した出力特性を実現する。

HR-V(日本名:ヴェゼル)

HR-Vは「AMP UP YOUR LIFE」をグランドコンセプトに開発。日常生活の質の向上を重視し、アクティブで、新しいものにオープンな人々に向けて、実用性だけでなくプラスアルファの体験価値を提供することを目指した。ホンダ独自のM・M思想に基づく「センタータンクレイアウト」により、乗る人全てが快適に移動できる、コンパクトSUVのクラス平均を超える広い室内空間と居心地、多彩なシートアレンジを実現している。

エクステリアは、クーペライクなプロポーションを際立たせながら、全席で爽快な視界を提供する「スリーク&ロングキャビン」を採用。サイドのラインを前後に貫かせた、水平基調のデザインとした。パワートレーンは、日常シーンのほとんどをモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現する2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。クラストップレベルの燃費性能を達成している。

EU32i(日本名:EU26iJ)

EU32iは、3kVAクラスの高出力と軽量・コンパクトで携帯性に優れたパッケージングを両立した新型ハンディタイプ発電機。アウトドアやレジャー、災害時の備えなどさまざまな用途に対応するほか、専用アプリとの連携により離れた場所からの本体操作や稼働状況の確認が可能となり、利便性が向上している。

パワーユニットは新開発の130cc「GX130」エンジンを搭載。構造から見直しを図り小型・軽量化を追求したほか、燃焼効率を向上させている。ユーザーフレンドリーの思想で設計し、エンジンスイッチとリコイル操作の2ステップで始動可能。チョーク不要で不慣れな人でも扱いやすい仕様とした。また、専用アプリ「ホンダ マイ ジェネレーター」をダウンロードしたスマートデバイスとEU32iをBluetoothで接続することで、離れた場所からのエンジン停止や稼働状態の確認などの操作が可能となり、作業効率の向上に寄与する。

《纐纈敏也@DAYS》

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