IoT活用、小学生の交通事故を削減---飛び出し抑制できた

IoTを活用して小学生の交通事故削減(イメージ)
IoTを活用して小学生の交通事故削減(イメージ)全 1 枚

村田製作所金沢大学融合研究域融合科学系交通防災まちづくり研究室は4月4日、IoT技術を活用して小学生の交通事故を削減する技術を開発して実証実験を実施したと発表した。

実証実験では、見通しの悪い交差点で、児童に対して音声情報を提供することで、飛び出し抑制効果の有無を確認した。金沢大学人間社会学域学校教育学類附属小学校の児童20人を対象に、附属小学校近辺の交差点部で音による一時停止効果を実証した。

この結果、音声情報の提供によって、児童の左右確認と一旦停止行動に一定の効果があることが確認できたとしている。4月6日から始まる「春の交通安全運動」期間中も、実証実験を継続していく予定。

内閣府の2021年版交通安全白書によると、2011年から2020年まで、交通事故死者・重傷者数は、小学生で「歩行中」が最も多く、56.5%を占めている。「歩行中」の交通事故死者数は、小学校低学年で「通学など登下校」が多くなっており、小学生の登下校時における交通事故が問題となっている。両者はIoT技術を活用して小学生の交通事故を削減すると取り組みを継続していく。

《レスポンス編集部》

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