高野山金剛峯寺も超小型電気自動車導入 トヨタC+podでSDGsを加速へ

高野山金剛峯寺 トヨタC+pod納車式の様子
高野山金剛峯寺 トヨタC+pod納車式の様子全 2 枚

トヨタカローラ和歌山株式会社と和歌山自動車株式会社は、2022年4月6日、高野山で知られる和歌山県の金剛峯寺において、トヨタの超小型電気自動車C+pod(シーポッド)の納車式、および機材奉納式を行った。

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昨年、金剛峯寺は新役員就任と同時にSDGs(Sustainable Development Goals)推進本部を立ち上げ、環境問題への新たな独自の取り組みとして、僧侶の山内移動用の公用車にトヨタの超小型電気自動車C+podの導入を決定。将来的に高野山全体で取り組んでいくプロジェクトの一環として3年間のリース契約を締結した。

今回の導入に際し、トヨタカローラ和歌山株式会社と、和歌山自動車株式会社では、ポータブル蓄電システム(蓄電器)と充電ボックス(充電設備)を奉納。ポータブル蓄電システムは、停電や災害時など、C+podと共に給電用として電気を供給できるもので、災害対策への活用に期待を寄せている。納車に際しては、金剛峯寺の寺紋とマスコットキャラクターの”こうやくん”、そしてSDGsステッカーを車体ボディに貼るなど、金剛峯寺のSDGsへの取り組みをアピールするデザインを施した。

総本山金剛峯寺の津田執行・山林部長 SDGs担当は、「現在推進している高野山の森林保全活動とともに高野山にお越しの方に超小型電気自動車C+podを目に触れていただき、このクルマを使ってCO2削減することで、今後のSDGsの推進を図っていきたい」と話した。

一方、トヨタカローラ和歌山株式会社の西川直人代表取締役社長は、「超小型の電気自動車C+podは、軽よりも小さく運転しやすいクルマで、かつ1500Wの電力も給電できるクルマという利点を活かし、今後はSDGsの17番の項目「パートナーシップで目標を達成しよう」にもあるように、このクルマをきっかけに、金剛峯寺様、また高野町の皆様と環境にやさしい街づくりのサポート協力に邁進していきたい」と、意気込みを述べた。

トヨタは、2021年12月に一部の法人ユーザーや自治体などに向けて販売を開始した超小型BEV「C+pod(シーポッド)」を、12月23日より、全ての法人ユーザーや自治体、さらには個人ユーザーも対象にして販売を開始した。

《吉澤憲治》

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