独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は4月14日、北海道新幹線羊蹄トンネルの比羅夫工区で地表陥没が発生したことを明らかにした。
同トンネルは長万部~倶知安間で工事が進められている全長9750mの地下トンネルで、7つの工区に分けて工事が進められているが、比羅夫工区はそのうちの5569mを受け持っている。

陥没は4月13日17時30分頃、札幌方のトンネル坑口から約3.5kmの地点で発生。縦5m、横5m、深さ5mの規模で、トンネル坑内に異常はないが、現在、地表面の監視が続けられているという。

この付近では、2021年7月に10mを超える規模の岩塊が出現したことにより掘削が中止されており、2022年3月に岩塊を除去する工事に着手したばかりだった。
鉄道・運輸機構では「現在、陥没の発生原因の調査を進めており、併せて復旧方法についても検討してまいります」としている。
