トヨタ『アイゴX』、スパイシー仕様の「ジンジャー」設定…欧州発売へ

欧州Aセグクロスオーバー初のキャンバストップ設定

9インチ高解像度タッチスクリーンディスプレイ

燃費21.3km/リットルの1.0リットル直3エンジン搭載

トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」
トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」全 10 枚

トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は4月8日、新型Aセグメントクロスオーバー車『アイゴX』(呼び方はアイゴクロス)に、「ジンジャー」を設定し、間もなく欧州市場で発売すると発表した。

◆欧州Aセグクロスオーバー初のキャンバストップ設定

アイゴXは、「スパイシー」を開発テーマに掲げている。このスパイシーを反映させたアイゴXのグレードが、ジンジャーだ。ショウガを意味するジンジャーグレードでは、ボディカラーがショウガを連想させるベージュで塗装された。一方、リアゲートやリアフェンダーは、ブラックで仕上げる。トヨタによると、冒険の精神と温かみのある色合いを表現しているという。

インテリアは、エクステリアのスパイスカラーとのコーディネートが図られた。ダッシュボードやセンターコンソールなど、コックピットにも、スパイシーのテーマを反映させている。

全車にオプションで、キャンバストップが選択できる。キャンバストップの設定は、欧州Aセグメントのクロスオーバー車としては初めてという。新開発のキャンバストップは、開口部を40mm拡大して視野角を20%広げることにより、ドライビングエクスペリエンスを最大化することを目指した。キャンバストップには、高品質の素材を使用して、水やほこりから保護する。新設計のウィンドデフレクターも採用されている。

トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」

◆9インチ高解像度タッチスクリーンディスプレイ

アイゴXには、最新のフルLEDライトテクノロジーを導入する。デイタイムランニングライトとウインカーは、光で囲まれた2本のライトパイプで構成されている。すべての照明モードで、アイゴXの個性を強調しているという。アイゴXのフロントのデザインでは、ヘッドライトが重視されており、自信を持った表情を演出した。トヨタのデザイン言語の「キーンルック」を採用している。

アイゴXでは、「トヨタ・スマート・コネクト」やスマートフォンアプリの「MyT」を介して、コネクティビティを追求している。トヨタ・スマート・コネクトは、大型の9インチ高解像度タッチスクリーンディスプレイ、アンビエントライト、ワイヤレス充電をセットし、ユーザーにシームレスなサービスを提供する。スマートフォンアプリのMyTアプリを使用すると、ユーザーは運転スタイルの分析、燃料残量、各種警告、車両の追跡など、さまざまな機能が利用できる。

トヨタの最新のマルチメディアシステムは、クラウドベースのナビゲーションが可能で、常時接続のサービスを通じて、最新のルート情報を表示する。新しいサービスは、無線アップデートによって車両にインストールされる。このため、新しいソフトウェアやコネクトサービスは、無線更新で自動的に使えるようになる。トヨタ・スマート・コネクトは、グーグル「AndroidAuto」やApple「CarPlay」を通じて、有線と無線のスマートフォン接続を可能にしている。

トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」

◆燃費21.3km/リットルの1.0リットル直3エンジン搭載

アイゴXは、経済的なパフォーマンスを重視して設計されている。たとえば、アイゴXには、欧州AセグメントやBセグメントの車両の中で、最も軽量なホワイトボディを実現した。これが、優れた燃費を実現するのに貢献するという。

フロントバンパーとホイールアーチモールは、空気の流れをタイヤの少し外側に導き、フロントとサイド周りの乱気流を低減させて、燃費性能を追求した。後輪のアーチモールディングは、通過する空気の流れをタイヤから遠ざける効果を発揮するという。

アイゴXのパワートレインは、1.0リットル直列3気筒ガソリンの「1KR-FE型」エンジンだ。欧州の排出ガス規制に対応するように改良されており、高い信頼性とパフォーマンスを実現しているという。MT車の場合、複合モード燃費は21.3km/リットル、CO2排出量は107g/kmだ。

トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」トヨタ・アイゴ X「ジンジャー」

《森脇稔》

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