メインユニット、コスパで選ぶならコレ[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

ケンウッド・DDX5020S
ケンウッド・DDX5020S全 5 枚

カーオーディオシステムのグレードアップに興味を抱くドライバー諸氏に向けて、製品選びの勘どころを紹介している当連載。現在は、「メインユニット」のセレクト法を解説している。今回は、ケンウッドの「ディスプレイオーディオ」の特長を紐解く。

ところで昨今、市販「ディスプレイオーディオ」はラインナップが拡充している。その理由は、注目度が年々上昇しているからだ。というのも、スマホナビアプリの高性能化もあり「カーナビは要らない」、そう考える層がじわじわと増えているからだ。「ディスプレイオーディオ」は、そういった人たちにとってのファーストチョイスとなってきた。「ディスプレイオーディオ」なら、ナビは不要という選択をしてもモニターを失わずに済む。ゆえに、映像系コンテンツも楽しめてバックモニターも接続できる。

というわけで前回から、市販「ディスプレイオーディオ」にはどのようなモデルがあるのかをブランドごとに見ている。今回は、「ディスプレイオーディオ」をいち早く手掛けたブランドの1つであるケンウッドの製品にスポットを当てる。

さて同社は現在、「ディスプレイオーディオ」を2機種擁している。1つが上級機『DDX5020S』で、もう1機種がスタンダードモデルの『DDX4190BT』だ。

では、それぞれの見どころを解説していこう。まず『DDX5020S』は、「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応していることが最大の利点だ。なので当機なら、対応するスマホアプリを車内で便利に使い倒せる。例えばナビアプリの地図を当機のモニターに映し出せ、その操作も当機のモニター上にて行える。「車載カーナビは要らない」と考えるドライバーの多くはスマホナビアプリを活用しているが、そうであれば特に当機は魅力だ。

なお当機は「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応していながらも、その割には案外リーズナブルだ。画面サイズが7V型であること(大画面化されていないこと)もそうである要因の1つとなっている。使い勝手の良い「ディスプレイオーディオ」を比較的に低予算で手にしたいと思ったときには、当機は有力な候補になり得る。

そしてもう1つの『DDX4190BT』の方は、リーズナブルであることがストロングポイントだ。当機は「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応せず、画面サイズも6.2V型とひと回り小さくして価格抑制が図られている。

ところでケンウッドの2機種はともに、サウンドチューニング機能が充実している。内蔵パワーアンプによる「マルチアンプシステム」の構築はできないものの、サブウーファー出力を備えているので、サブウーファーを導入する際には低音を比較的に緻密にコントロール可能だ。また「タイムアライメント」と「13バンドイコライザー」も搭載され、ハイエンドメインユニットに準じたサウンドチューニングを行える。

コスパに優れた「ディスプレイオーディオ」に興味があれば、ケンウッドの2機種にも注目しよう。

今回は以上だ。次回は、アルパインの「ディスプレイオーディオ」を取り上げる予定だ。お楽しみに。

コスパで選ぶならコレ!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その14

《太田祥三》

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