植物由来のCNF強化プラスチック…自動車部品 豊田合成が開発

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

豊田合成は4月13日、自動車部品のライフサイクルでのCO2削減に向け、植物を原料としたセルロースナノファイバー(CNF)を配合したCNF強化プラスチックを開発したと発表した。

[CNF強化プラスチック]

今回開発したCNF強化プラスチックは、車の内外装に使われる汎用樹脂にCNFを20%配合させている。実用化に向けては、CNF配合時の耐衝撃性の低下が課題だったが、材料の配合設計や混練技術などを使って自動車部品に活用できる水準に高めたとしている。

今後、CNF素材メーカーなどとも連携し、コスト低減などを図り、実用化を目指す。

CNFは、鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度を持つ。プラスチックやゴムに配合して補強材として用いると製品の薄型化・発泡成形が容易となるため、軽量化できる。また、廃車後に材料を再利用する際、加熱して溶かしても強度が低下しにくいため、自動車部品へのリサイクルが可能。焼却しても原料の植物が育った際に吸収した分のCO2しか発生しない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【スズキ クロスビー 改良新型】フルモデルチェンジ級進化の原点は「ハスラーとの差別化」だった
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る