プジョーのコンパクトカーの歴史…オートモビルカウンシル2022

プジョー 208(左)と205(右)(オートモビルカウンシル2022ステランティスジャパンブース)
プジョー 208(左)と205(右)(オートモビルカウンシル2022ステランティスジャパンブース)全 12 枚

ステランティスジャパンのプジョーオートモビルカウンシル2022にデビューしたての『308』とコンパクトモデルの『208』。そしてその源流ともいえる『306』と『205』を展示している。

[写真:オートモビルカウンシル2022]

現在プジョーブランドは “WEB BLEU”というウェブマガジンを展開。そこではプジョーブランドの単なる紹介記事ではなく、より文化的な側面やクルマごとの系譜に触れることで、よりプジョーブランドを深く知ることが出来るように作られている。

今回オートモビルカウンシル2022に出展した208と205に関しては、このWEB BLEUでも紹介。「フランスといえばコンパクトカーの十八番の国。そのコンパクトカーについて205のオーナーやジャーナリストとともに魅力を紹介。その内容は使用シーンだけでなく、カルチャー的な部分までを含め、最新の208の設計にもその部分は受け通がれていることが見てもらえるだろう」と話すのは、ステランティスジャパンマーケティング部ブランドマネージャー プジョーの志水弘樹氏だ。「フランスの街並みにはコンパクトカーが強い。また、石畳に対応するサスペンションのしなやかさをはじめ、必要十分な装備の考え方などだ」。そういったところは、「208にも受け継がれていることをアピールするためにヘリテージからアプローチしている。まさにカルチャー。だから強いんだということを伝えたい」と今回の出展への思いを語る。

同様に308もそういったカルチャー、文化的背景から生まれた。「単純に新しい安全運転支援システムや、新機能を付けただけではなく、クルマ作りの文化的な背景も含めて完成度の高いクルマになった」とアピール。そして、「ヒストリックカーをただ賛美するだけではなく、もっとベースのところでの考え方や、社会的背景を通じてプジョーの魅力をお客様に伝えていきたい。その一環として出展した」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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