日産 パスファインダー 新型にオフロード仕様…ニューヨークモーターショー2022

最大8インチの車高アップが可能なサスペンション

3.5リットルV6は最大出力を295hpへ強化

12.3インチのデジタルディスプレイ

日産 パスファインダー・ロッククリーク(ニューヨークモーターショー2022)
日産 パスファインダー・ロッククリーク(ニューヨークモーターショー2022)全 12 枚

日産自動車の米国部門は4月13日、ニューヨークモーターショー2022において、新型『パスファインダー』(Nissan Pathfinder)のオフロード仕様「ロッククリーク」を発表した。

初代パスファインダーは、1986年にデビューした。『テラノ』の北米・中東向け仕様が名乗った。新型は5世代目モデルで、米国市場ではミドルクラスのSUVに属する。

◆最大8インチの車高アップが可能なサスペンション

新型パスファインダーのロッククリークでは、最大8インチの車高アップが可能なオフロードチューンドサスペンション、オールテレーンタイヤ、18インチのビードロックスタイルホイール、ルーフラックなどを装備している。

パイプ状のルーフラックは、最大およそ100kgの耐荷重性能を備える。フロントには、ダーク化された専用「Vモーショングリル」とメッシュインサートを備えた専用グリル&バンパーが装備された。サイドとリアには、ロッククリークの専用エンブレムが配される。

日産 パスファインダー 新型の「ロッククリーク」仕様日産 パスファインダー 新型の「ロッククリーク」仕様

インテリアは、ロッククリークの刺繍が施された専用レザーレット+ファブリックシートをはじめ、 シート、ステアリングホイール、インストルメントパネル、センターコンソール、ドアパネルには、オレンジ色のコントラストステッチがあしらわれた。オフロードモード付きのインテリジェントアラウンドビューモニターを標準装備している。

その他の標準装備には、牽引ヒッチレシーバー&ハーネス、2列目キャプテンシート、LEDフォグランプがある。ボディカラーは、 6種類のモノトーンと4種類のツートーンから選択できる。

◆3.5リットルV6は最大出力を295hpへ強化

パワートレインには、他のグレード同様、直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載する。ただし、最大出力は284hpから295hpへ11hp、最大トルクは35.8kgmから37.3kgmへ、1.5kgm引き上げられた。これは、プレミアムガソリンを使用する場合の燃料噴射のマッピングが変更されたためだ。トランスミッションは、9速ATを組み合わせた。

駆動方式は4WDのみで、7種類のモードを選択できるドライブ&テレインモードセレクターを備えたインテリジェント4WDを搭載する。ダイレクトカップリング式の4WDシステムは、油圧でクラッチを制御することによりパワーを伝達し、トラクションが低いシーンでも4輪の駆動力をしっかりと路面に伝えるという。最大牽引性能は2700kgとした。

走行モードは、ノーマル、スポーツ、エコ、スノー、サンド、マッド/ラット、トーイングから選択できる。モードを切り替えると、ポップアップ通知でメーターに表示される。

日産 パスファインダー 新型の「ロッククリーク」仕様日産 パスファインダー 新型の「ロッククリーク」仕様

◆12.3インチのデジタルディスプレイ

インテリアには、12.3インチのデジタルディスプレイを採用した。デジタルディスプレイはさまざまな情報を表示することで、ドライバーの運転を支援する。10.8インチサイズのヘッドアップディスプレイも備えている。

インターロッキングデザインのサイドベントとドアフィニッシャーを装備した。電動シフターの採用により、ブリッジ形状のセンターコンソールが可能となり、その下部に収納スペースを設けている。

「プロパイロット・アシスト」を搭載する。ステアリング制御とインテリジェントクルーズコントロールを組み合わせることにより、高速道路において巡行時から渋滞時まで、アクセル、ブレーキ、ステアリングを統合制御して、運転をサポートする。

《森脇稔》

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