ENEOS、カーボンニュートラル燃料を開発へ…2040年に商用化

合成燃料のイメージ
合成燃料のイメージ全 1 枚

ENEOSは4月19日、CO2から合成燃料を製造する技術開発が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業」採択されたと発表した。

合成燃料を実用化するため、小規模プラントの検証、スケールアップした大規模パイロットプラント検証を通じて、プロセス全体の技術を早期に確立する。合成燃料価格の大半を占める原料コスト低減のため、各反応工程の性能向上と、高度リサイクル技術適用によるプロセス全体の高効率化に取り組む。

最終的には、液体燃料の収率(原料から実際に取り出す量の割合)を80%以上に向上させることを目指す。2040年ごろまでに自立商用化する。

合成燃料は原料に再生可能エネルギー由来の水素(CO2フリー水素)とCO2を使用する燃料で、原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体でCO2排出量を抑えることができるカーボンニュートラル燃料。液体なため、既存インフラを活用して自動車、航空機、船舶などの幅広い業界のカーボンニュートラルに貢献すると期待されている。

同社は、合成燃料の技術開発をカーボンニュートラル実現に向けた重要な取り組みの一つと位置付けている。

《レスポンス編集部》

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