大京は5月6日、今後開発する分譲マンション全駐車区画に、電気自動車(EV)充電コンセント(200V/20A)を標準設置(空配管含む)すると発表した。
大京では、2010年より、開発する分譲マンションで、駐車区画数の10%にEV充電コンセントを標準設置している。今回、業界初の取り組みとして、設置率を50%に引き上げるとともに、残りの駐車区画には、将来的にEV充電コンセントの増設が可能な空配管を設置することを決定。これにより、今後は同社開発物件の駐車区画すべてでEV充電を利用できるようになる。
今回の取り組みでは、ユビ電のEV充電サービス「WeCharge」を導入する。WeChargeはすべてのEV・プラグインハイブリッド(PHV)車に対応。「ベーシック」(月額基本料金0円、充電利用料金176円/時間)、「ショート」(同1100円、30kWhまで定額、超過料金49.5円/kWh)、「ミドル」(同2200円、70kWhまで定額、超過料金44円/kWh)、「ロング」(同4400円、150kWhまで定額、超過料金38.5円/kWh)、「スーパーロング」(同8800円、310kWhまで定額、超過料金33円/kWh)の5つから、利用者のライフスタイルにあわせた好みの料金プランを設定できる。
WeChargeは、利用手続きから充電量算出、精算までをスマートフォンのアプリで完結する。利用者はまず、WeChargeアプリに車両情報とクレジットカード、料金プランを登録。EV充電コンセントとEVを車載充電ケーブルで相互につなぎ、スマートフォンで二次元バーコードを読み込み、時間を指定して充電を開始。充電料金はアプリに登録したクレジットカードで支払う。
また、使用料金はユビ電が集金し、その後ユビ電から電気料金相当額が管理組合に支払われるため、管理会社の集金の手間を軽減する。