日本最大の75tレッカー車、ヤマグチレッカーが初出展へ…ジャパントラックショー2022

センチュリー1075/ニーブーム型 75トンレッカー車
センチュリー1075/ニーブーム型 75トンレッカー車全 4 枚

ヤマグチレッカー(横浜市金沢区)は、5月12日から14日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「ジャパントラックショー2022」に日本最大の75tレッカー車を初出展。さらにレッカー車としては世界初のDX(デジタルトランスフォーメーション)となる「PTOモニタリングシステム」も初公開する。

[写真:PTOモニタリングIoTの機能実証機(プロトタイプデバイス)]

ヤマグチレッカーは、これまで最大だった70tを超える日本最大の75tレッカー車を開発・製造。今回、世界第1号車となる「センチュリー1075/ニーブーム型 75トンレッカー車」をジャパントラックショーに出展する。75tレッカー車は最大フック吊上高12.67mの75トン360°旋回式油圧レッカーブームを搭載。近年大型化するトレーラーの事故対応や、災害時に求められる大規模な緊急対応など、広範囲な活躍が期待される。

ヤマグチレッカー出展ブース内では、レッカー車のDXとして、世界初・業界初となるPTOモニタリングシステムも初公開する。これまで、レッカー車の修理が発生した場合、長期間の運用中止を余儀なくされていた。その解決のため、ヤマグチレッカーでは、世界初のレッカー車によるDXとなる「PTOモニタリングシステム」を開発した。2022年4月には、機能実証機(プロトタイプデバイス)による実証テストに成功。レッカー車内に装着したデバイスからPTOの信号を読み取り、ネット経由でモニタリングできるようになり、メンテナンス時期の事前予測が可能になる。今後、さらに実証テストを繰り返して量産化を実現し、2023年にはヤマグチレッカーが製造するすべてのレッカー車に搭載する予定だ。

ヤマグチレッカー出展ブースではこのほか、大型・中型・小型各種レッカー車も展示する。

ジャパントラックショーは、物流・輸送企業150社、5万人を超える来場者が集まる日本最大のトラック関連総合展示会。2016年からスタートし、隔年で開催されてきたが、3回めとなる予定だった2020年はコロナ禍により中止を余儀なくされた。4年ぶりの開催となる今回のテーマは「物流、新時代へ」。新しい時代を生き抜くための最新情報や技術が集結する。


《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る