パイオニアは、カロッツェリアブランドの新商品として、駐車監視機能や後方からのあおり運転検知機能を搭載した2カメラタイプの高画質ドライブレコーダー「VREC-DZ800DC」を6月より発売する。
新製品はフロントカメラ/リアカメラともに約200万画素の高画質フルHDカメラを採用。夜間の撮影に適したにSTARVIS技術搭載ソニー製CMOSセンサー採用により、従来のドライブレコーダーに比べて100分の1以下の光量でも撮影可能な「ナイトサイト」に対応する。これにより、暗闇でも細部まで鮮明に録画できるので、万が一の際にもナンバープレートの文字や周囲の状況をはっきりとした映像として記録できる。また、急な明るさの変化による白つぶれや黒つぶれを補正し、きれいに撮影できる「WDR機能」も搭載している。
また、24時間365日監視できる「駐車監視機能(セキュリティモード)」を搭載。駐車中の衝撃を検知すると周囲の状況を記録する。エンジン停止後最大40分間稼働する通常の「駐車監視機能」では検知の前後各20秒間を記録。駐車監視機能(セキュリティモード)をオンにすると24時間365日、常に車を監視する。次回乗車時に画面表示と警告音で通知するため、記録されている動画を見落とすことなく確認できる。また、動作中にLEDインジケーターを点灯するように設定でき、車上荒らしなどの抑止にも貢献する。
さらに後方からのあおり運転を検知するとドライバーへ通知する「後方車両接近検知機能」を搭載する。独自に開発した画像認識技術を採用。速度・距離・時間を最適に組み合わせることで、高い認識率を実現した。さらに、昼と夜で異なるアルゴリズムを用いることにより、あらゆるシチュエーションで高精度な検知ができる。走行中に40km/h以上になると、後方車両接近検知が作動を開始。速度に応じた危険距離内に後方車両が一定時間入った場合はあおり運転と認識して、前後各20秒を自動的にイベント録画として保存する。また、前方車両の急ブレーキや強引な割り込みなどで自車が急ブレーキをかけた場合に自動で記録する「急制動検知機能」も搭載する。
新製品はWi-Fiモジュールを搭載し、スマートフォンとの連携が可能。ドライブレコーダーのリアルな映像や録画された後方の映像をスマートフォンの画面で確認したり、スマートフォン内に保存でき、録画映像は手軽にSNSへアップロードすることが可能。ドライブレコーダーの詳細な設定もスマートフォンで行うことができる。
ボディおよびリング部分には、手触り感すらイメージさせるしっとりとした見た目のラバー調塗装を採用。その他、光沢感溢れるグロスブラック仕様が施されたサイドパネルや操作ボタンなど、細部までこだわり抜き、上質感と本質感を兼ね備えたデザインとしている。また、本体を直接フロントガラスの上部に固定できる一体型形状で、ドライブ中の視界を妨げることもなく、スマートに車室内に調和。本体の電源ケーブル端子とリアカメラ用カメラケーブル端子をL型にしたことで、配線をスッキリとまとめて目立たずに取付けることができる。
想定実勢価格は3万4000円前後。