ゲーマー諸君! ゲームだからって運転ナメてない? バイク声優が『MotoGP 22』で役立つ運転テクを”現実の”サーキットで伝授!

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ゲーマー諸君!ゲームだからって運転ナメてない?バイク声優が『MotoGP 22』で役立つ運転テクを”現実の”サーキットで伝授!
ゲーマー諸君!ゲームだからって運転ナメてない?バイク声優が『MotoGP 22』で役立つ運転テクを”現実の”サーキットで伝授!全 40 枚

おそらく、ほとんどのゲーマーはビデオゲームでバイクや車の運転を過小評価している。簡単に事故を起こすゲームプレイをやりがちだからだ。

現実の運転では軽く車体をこするだけで大騒ぎだが、ビデオゲームでそこまで気にして運転する人は少ない。それどころか「乗り物が爆発炎上を起こそうがアクセルを踏み続けてこそゲーム」とすら一部で思われているだろう。

しかしそんなことでいいのか? 「事故になっても大丈夫」は本当にゲームならではの良さなのか? 車を壊しても現実と関係ないビデオゲームの性質に甘え、運転の重要さを忘れているんじゃないのか? つまり現実くらい本気でゲームの運転をやってないということなんじゃないか?

そうすべてのゲーマーに実質的に問いかけたのは、ゲームデザイナーでもハードコアゲーマーでもない。まさかの声優・難波祐香さんである。彼女が『MotoGP 22』に触れた瞬間、すべてのゲーマーへの課題が解き放たれる。果たして、人間はどこまで緊張感を持って、ゲームの運転ができるのか?

【※編集部注:このPR記事は一部フィクションでお届けします】

「はわわ……ゲーマーってこんなに事故に躊躇ないんですか?」

そう、最初この企画は平和なものになるはずだった……。

「いま私のイチ押し選手はMoto2の小椋藍選手ですね! 『MotoGP 22』にはMoto2モードも用意されているので、読者の皆さんもぜひ操作してみてほしいです! あとお気に入りの工具はスパナです☆ 鈴鹿サーキットでスパナのクッション買っちゃったんですよ☆」

先日Game*Spark編集部は「MotoGP 22」のPR記事ということで、バイクに詳しい声優の難波祐香さんからお話を伺い、「【特集】はわわ~あうあう~バイク好きの声優さんに楽しみ方を教えてもらって『MotoGP 22』にハマっちゃおう!バルバルバル!バイク音の声帯模写までやってみたよ!リスキニハーデン・セイバー・フェノメノン!」(以下、はわわバイク記事)というぬるい記事をすすめていたばかりだった。

「はわわバイク記事」の内容は難波さんに『MotoGP 22』を遊んでもらいつつ、声優さんらしい可愛さを押し出した毒にも薬にもならない感じのやつである。

「バイクに興味を持ったのは親の影響なんです☆ えっ?バイクの声帯模写できるかですか? 考えたことなかったなあ……じゃあモビリティリゾートもてぎを一周するバイク音の声帯模写やりますね☆ウォオオウウゥ~」なごやかに取材は進んでいた。

左から、筆者の葛西祝、営業T下

インタビューを終え、難波さんが帰宅の準備をしているあいだ、編集部はチェックも兼ねて『MotoGP 22』をプレイ。筆者や編集部の営業T下は「ファビオ・クアルタラロ選手が昨年のGPで年間チャンピオンを獲得したと言いますし、使ってみるといいかもしれないですね」って話しながら遊んでいた。

だが『MotoGP 22』は圧倒的にリアルなバイクレースゲームである。他のビデオゲームにおけるバイクみたいな運転をやっていると、当然のように事故が多発する。他車にぶつかるラフな運転をしたり、無理やりなコーナリングをやったりするとすっ転びまくるのだ。

しかし編集部は気にも止めず「さすがリアルなバイクレースだけあるよね、カーブ曲がるの難しいね」「そりゃ急いじゃうと転ぶよね」「次マルク・マルケス選手を使ったほうがやりやすいかもしれないですね」なんて軽い気分でプレイしていた。

ところがその様子を帰りがけの難波さんに観られ、企画は急展開を迎える。

「いま一体なにをしてたんですか……? ファビオ・クアルタラロ選手を使ってめちゃくちゃスリップダウンしてませんでしたか……?」難波さんの声は震えている。

難波さんはまるでアニメでいうところの故郷の村を焼かれた少年主人公の声で言い放つ。「もう一度プレイしてみてください!」

「え……? 」案の定、さっきと変わらないプレイを展開。筆者は開始早々コーナーを曲がり切れず自爆しマルク・マルケス選手は吹っ飛び、T下はヨハン・ザルコ選手を使用して全速力で転倒する。

「あわわ……痛そう……ヨハン・ザルコ選手に何てことを……!」難波さんは見る見るうちに苦い表情に変わる。「かわいそうに! 何考えてるんですか!!いまゲーマーの方はこんなにバイク運転を甘く見ているんですか……?」

ゲーム慣れした編集部は困惑。え、事故とはいえ失敗できるのがゲームだし……失敗を重ねて上手く運転できればいいんじゃないの……?。特に筆者やT下はバイクの経験がまったくなく、運転はおろか2人乗りすらしたことがなかったのもあり、かなり甘く観ていたのは確かだ。

「いくらなんでもひどすぎます! 皆さんも実際にバイクの楽しさを知ってもらえれば、ゲームでの運転も変わるかもしれません!」難波さんはなぜかT下の手を引いていく。「ちょっ、やめてください! これから関係各社へメール連絡するところなのに!」単に難波さんと近かったから捕まった完全なとばっちりだ。

「まず本当のバイクの速さや音の大きさや風圧を体験したうえで、現実くらい真剣に『MotoGP 22』をしてもらいます!」急遽「はわわバイク記事」は全部ボツ。編集部は難波さんになんと栃木県・那須モーターサイクルランドへ連れられて、“バイクの楽しさ”を教えられることになった……。

「ゲーマーの皆さんって、どれくらいゲームの運転を真剣に捉えているんですか?」

「わたしはもともと某動物たちとスローライフするゲームのほうが得意なんだー!こけるのはしょうがないじゃん! ゲームは現実と別だから気楽に出来るのがいいんじゃないですか!」T下はずっとゲームのある種の本質を叫び続けている。

そう。ビデオゲームは現実と関係しないから良い。だけど、どこまでそう言い切れるのだろう?

ゲーマーはどれだけゲームでの運転を真剣に捉えているのだろうか? 東京から那須まで2時間半もある移動中、筆者はTwitterのアンケート機能を使ったり、知り合いに話を聞いたりして意識調査を試みた。

アンケートの結果、やはり物損事故や接触事故へのハードルは低い。大事故はともかくとしても、軽くぶつかったり車をこすらせたりするくらいならほとんど抵抗はないようだ。

「現実と同じルールで運転する」くらい緊張感を持ってプレイするプレイヤーは少ない。むしろ10人に1人いるなら多いほうかもしれない。

筆者の知り合いのコメントなんてこうだ。「某タクシーゲームなら他車にぶつかってコーナリングできることが正義」。ゲームだからこそ事故を起こす運転をやってまで勝利を目指すのは当たり前という意識も少なくないだろう。

「転倒は怖いですね……」難波さんに先のアンケートを見せるとそう言った。「自分で前作『MotoGP 19』や『MotoGP 21』をやっていて、やっぱりリアルじゃないですか。ゲームであったとしても、転倒は『痛そう! 痛そう!』って申しわけない気持ちになりますね。現実のライダーたちを操作しますし」

わざと他車に当たって追い抜かすみたいな回答に対しては、「まあゲームですから(笑)!」と難波さんは言いつつ目は笑っていないように見える……。「MotoGPってレーサーの信頼関係があって成り立っているスポーツですから。危ない運転をしているライダーにはペナルティが付きます。わざと当たりに行くのは『本当ゲームだけにしてね』って思います」

「あってはならないことですが、レース中のアクシデントで亡くなってしまう最悪のケースもあったりして……。転ばないのが一番なんですけど、限界を攻めているライダーたちがどこでそうなっちゃうかわからないので、やっぱり怖いですよね」

アンケートにはもちろん、「遊ぶゲームによる」という意見もあった。車やバイクを運転できるゲームは当然すべて同じゲームデザインではない。いまではガソリンを気にして運転するゲームや、長距離トラック運転のゲームもある。そうしたゲームなら現実に近いレベルでプレイするだろう。

調査の中で「近年のリアルなビジュアルなゲームだと、運転にはめちゃくちゃ気を使うようになってしまいました」というコメントもいただいた。「2年くらい前に自動車運転免許を取って、運転するようになってからゲームでも運転は丁寧になった」と語る友人もおり、現実での運転経験がゲームにおける運転にも影響した話も多い。

その意味で『MotoGP 22』はリアルなバイクレースを体験するタイトルだ。他車にぶつかるみたいな無理やりな運転は、単純にタイムを遅らせてしまう。現実に近い緊張感でプレイすることは、実はもっとも速くドライブできるのはわかる。

ただシミュレーターとはいえ、上手な運転はもちろん、転倒して命の危険を感じさせるくらいの緊張感はゲームだけでは想像しきれない面がある。だからこそ少しでも『MotoGP 22』を本当に体験するためには現実の経験があればあるほどよいわけだ。

そんな現実の経験という意味で、難波さんは『MotoGP 22』を生々しく感じるほどの経験を積んでいる。

「親の影響でバイクに興味を持った」とのことだが、父親は元ワークスライダーであり、ヤマハでの監督経験もある難波恭司氏。「家に自転車があるレベルでバイクがありました」というくらい、バイクは子供のころから身近なものだった。

「お父さんが休みの日はバイクの整備を見ているのが好きで、洗車などできることは手伝っていました」難波さんは幼いころから父のバイクを面白そうだと思って過ごしてきた。早くも幼稚園のころには自転車を練習するようにバイクを練習しはじめ、子供向けのモトクロスを楽しんだという。

「免許のいらない河川敷や山のコースで遊んでました。公道以外の私有地では免許がいらないので、当時はそこで乗ってたんです。バイクの怖さってことでは、操作を間違えて転んでいたい思いをしたこともありましたが、『次は気を付ける!』ってミスを納得していました」

そんな難波さんだが、意外にもバイク免許を取るのは遅かった。「大学を卒業してからなんですよ。ずっと私有地のコースで遊んでいたので、公道でバイクに乗る楽しみがわからなかったというのもあります。ただそれはツーリングの楽しみを知らなかっただけなんですけど」

「どちらかというと、競技としてのバイクに魅力を感じていたんです」難波さんはその流れでMotoGPも追いかけるようになっていった。

このように難波さんはバイクの美しさも怖さも混ざった現実をよく知っている。私たちが5000兆回ゲームで転んでもコントローラーを操作する指が痛むくらいだが、現実のバイクでは1度の転倒は打撲や骨折はもちろん、命を落とすリスクがある。当然ゲーム並みの失敗は、命の危険に直結する。

難波さんは編集部に現実の緊張感を経験してもらうことで、本気で『MotoGP 22』をプレイさせようとしているのだ。「だからといって那須まで連れていくことないじゃないですかっ!」営業T下の叫びは栃木の平野へと掻き消えていった。そういやそうだな……


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《葛西 祝》

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