トンネル工事の設備・機械をモニタリング、情報を一元化 アクティオ

管理システムT-iMonitor Tunnel 全体図
管理システムT-iMonitor Tunnel 全体図全 1 枚

総合建設機械レンタルのアクティオは、大成建設と共同で、山岳トンネル工事において、施工機械の稼働状況をモニタリングし、情報を一元管理するプラットフォーム「T-iMonitor Tunnel」を開発した。アクティオが11日に発表した。

このシステムでは、トンネルの坑内外に設置されたカメラや各種測定機器の取得データ、ならびに仮設備、施工機械の稼働状況をモニタリングし、トンネル坑内外の状況を見える化する。

各種センサーで得られた設備や機械の稼働状況から、現場でのトラブル発生時の原因特定が迅速となり、作業復旧までのロス時間を短縮できる。また、取得されたデータをクラウド上に自動アップロードすることで、施工管理を効率化し業務時間の短縮が可能となる。

山岳トンネル工事では、数多くのトンネル仮設備や施工機械が同時に稼働している。現場において設備や機械の故障といったトラブルが発生すると、施工管理を行なう職員が現場に足を運び、トラブルの状況を目で見て確認している。

トラブルの原因は、ひとつの機械から発生することもあれば、他の設備と関連して複合的に引き起こされるものもある。このような「足を使っての」管理だと、個々の仮設備や施工機械をすべて確認することになり、原因を特定し対処するまでに長時間を要している。また、目で見ての対応では、不具合を定量的に確認できないといった問題点がある。

これらの課題を解決するためアクティオと大成建設は、トンネル仮設備や施工機械に設置した多数のセンサーから得られた情報を一元管理し、稼働状況の見える化を図ることで現場でのトラブル原因特定を迅速に行なうことのできる管理システム「T-iMonitor Tunnel」を開発した。このシステムは、大成建設施工の道路トンネル工事(岩手県宮古市、国道106号磯鶏地区道路工事)で性能を検証し、その有効性を確認した。

T-iMonitor Tunnel の特徴

●トンネルで使われる仮設備や施工に使われる機械を IoT化

仮設備・施工機械の制御盤や電源などの電子機器(スイッチ、センサ)から出力されるアナログ情報を デジタル情報に変換し、インターネットに接続することで、すべての設備、機械の稼働状況を見える化する。

●トンネル仮設備・施工機械の稼働状況をインターネット上で一元管理

モニタリングしたすべてのデータを、クラウド上の一つのプラットフォームで表示する。これにより、トラブル発生時の原因特定が迅速化される。

●トンネル施工管理に役立つ情報表示画面を容易に追加可能

標準仕様では仮設備・機械の稼働状況を見ることができる。オプションとして、トンネル計測データや切羽観察記録、掘削施工サイクルタイムなどの施工管理データ、覆工コンクリートの打設状況を表示させることができる。これらは現場ごとに必要なものを選択可能。

《高木啓》

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