アウディ A1 のSUV、新車名は「オールストリート」…欧州2023年モデル

日本市場にも2度限定導入

A1スポーツバックから最低地上高を40mm引き上げ

デジタルインストルメントクラスター

アウディ A1 「オールストリート」(欧州仕様)
アウディ A1 「オールストリート」(欧州仕様)全 10 枚

アウディは5月12日、『A1シティカーバー』の2023年モデルを欧州で発表した。2023年モデルから、『A1オールストリート』(Audi A1 allstreet)に車名を変更している。

◆日本市場にも2度限定導入

A1シティカーバーは、コンパクトカーのアウディ『A1スポーツバック』をベースに、車高を引き上げ、クロスオーバー車に仕立てたモデルだ。日本市場にも2度、限定導入されている。

2020年11月に250台の「リミテッドエディション」を日本市場に限定導入した。続いて、「ブラックスタイル プラス」として2022年4月、125台を限定発売している。

このA1シティカーバーが、2023年モデルの欧州発表を機に、車名をA1オールストリートに変更した。装備やカスタマイズオプション、エンジンとトランスミッションの組み合わせは従来通り。ドイツ本国でのベース価格も、2万3200ユーロ(約310万円)に据え置かれている。

アウディ A1 「オールストリート」(欧州仕様)アウディ A1 「オールストリート」(欧州仕様)

◆A1スポーツバックから最低地上高を40mm引き上げ

ベース車両のA1スポーツバックに対して、最低地上高を40mm引き上げた。大型の八角形のシングルフレームグリルは、アウディの「Qモデル」を連想させ、ハニカムデザインのグリル内部は、マットブラック仕上げとした。フロントグリルの上側には、横長のスリットが2か所設けられており、ベース車両のA1スポーツバックとは異なる表情を演出する。

ステンレススチール塗装が施されたアンダーボディプロテクション、ブラック仕上げのホイールアーチ、専用のサイドシルを採用した。リアバンパーも専用デザインに変更する。オプションで、ダイナミックリアウインカー付きフルLEDヘッドライトが選択できる。全長は4040mmで、A1スポーツバックに対して10mm長い。

ボディカラーは、全9色。コントラストカラーのルーフは、ミトスブラックメタリックまたはマンハッタングレーメタリックを選択することも可能だ。ブラックスタイリングパッケージでは、ボディ下部のアタッチメントが、グレーを基調として、ディープブラックのステンレススチールペイントで仕上げられる。

アウディ A1 「オールストリート」(欧州仕様)アウディ A1 「オールストリート」(欧州仕様)

◆デジタルインストルメントクラスター

インテリアは、ドライバー重視かつエモーショナルで、カスタマイズが可能なデザインとした。デジタルインストルメントクラスターは、エアベントとともにコンパクトなユニットを形成する。ドアトリムには、ボディカラーに合わせて、オレンジ、シルバーグレー、ミントなどのアクセントが配される。トランク容量は335リットルを確保した。

デジタルインストルメントクラスターを標準装備した。「アウディバーチャルコックピット」や「MMIナビゲーション」がオプションで選択できる。最上位のインフォテインメントシステムには、10.1インチのタッチディスプレイが装備され、ボイスコントロールによって簡単に操作することが可能だ。ナビゲーションの目的地は、フリーテキスト検索で素早く見つけることができる。地図やナビゲーションサービスプロバイダーの「HERE」が、幅広いエリアの交通状況を考慮に入れながら、オンラインでルートを計算する。

また、「MMIナビゲーションプラス」に含まれる「アウディコネクト」ナビゲーション&インフォテインメントや、追加のプラスパッケージを選択することによって、「Google Earth」によるナビゲーション、オンライン交通情報、駐車場の空き情報、ハイブリッドラジオ、モバイル機器用のWi-Fiホットスポットといった追加機能を利用できる。「アウディフォンボックス」は、スマートフォンと車両を連携させる。バング&オルフセンの3Dプレミアムサウンドシステムは、560Wの出力を備えている。


《森脇稔》

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