イベントに参加すると音を磨ける[プロが頼りになるワケ]

2021年の初夏に開催された『ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト東日本』の会場風景。
2021年の初夏に開催された『ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト東日本』の会場風景。全 3 枚

当連載では、世の中に「カーオーディオ・プロショップ」という“音のプロ”がいること、そして彼らが「音を良くしたい」と思ったときに、そしてカーライフをより快適に送りたいと思ったときに頼りになる存在であることを説明してきた。

【画像全3枚】

今回はその最終回をお届けする。

◆「カーオーディオ・イベント」は実は、ビギナーにとっても有益な場所!?

今回は、「イベント」をテーマに据えてお贈りする。「イベント」に参加すると、カーオーディオの楽しさが一層深まる。なのでそれをお薦めしながら、「カーオーディオ・イベント」とはどのようなものなのかを解説していく。

なお「イベント」に参加しようと思ったときには、「カーオーディオ・プロショップ」がその窓口にもなってくれる。開催情報が集まり、そして参加申し込みもまとめて代行してくれる。

では、「カーオーディオ・イベント」とはどんな会なのかを説明していこう。現在日本の各地で行われている「カーオーディオ・イベント」の多くは、システムを搭載したユーザーカーが集い、そのシステムの完成度(サウンドクオリティ)の高さを競う「サウンドコンテスト」形式となっている。なので、マニアが多く集まる。しかしその一方で、ビギナーにとっても有益な場所ともなっている。

なぜなら多くの「イベント」には、カーオーディオメーカーやディストリビューターのデモカーも多々集まるからだ。つまり、“試聴会”という側面も併せ持つ。カーオーディオシステムをバージョンアップしていこうと思ったときには「何を使うか」が問題となるわけだが、製品選びは実際に音を聴いてみないと始まらない。「カーオーディオ・イベント」では、それができる。

2021年秋に開催された『まいど大阪 秋の車音祭 2021』の会場風景。2021年秋に開催された『まいど大阪 秋の車音祭 2021』の会場風景。

◆「カーオーディオ・イベント」には、ビギナーでもエントリー可能!?

続いては、「サウンドコンテスト」にエントリーすることについて説明していく。先述したとおり、エントラントの多くは熱心な愛好家だ。

しかしながら実は、ビギナーにも門戸が開かれている場合も多い。ライトなシステムの搭載車両が対象となるクラスが用意されている「サウンドコンテスト」も少なくないのだ。例えば、AV一体型ナビでフロントスピーカーを鳴らすというような基本システムでも、参加が可能だ。

で、エントリーしてみると「カーオーディオ・イベント」は、一層有意義な機会となり得る。

なぜならば、参加者のクルマの音も聴きやすくなるからだ。見学で参加する場合でもその都度オーナーに断りを入れればユーザーカーのクルマの音も聴かせてもらえるが、エントリーするとそれが一層しやすくなる。

ところで他のユーザーカーの音を聴けるとどのような利点が得られるのかというと、答はズバリ、「愛車のシステムの音が良いのかそうでもないのかが分かること」だ。カーオーディオは自分1人で楽しむためのものであり自分が心地良いと感じられる音がしていればそれで良いのだが、そうは言いつつも他と比べてどうなのかを確認できると、今後のシステムアップに大いに役立つ。

2022年春に開催された『3rd NEW STYLE MEETING SOUND PARK IN堺浜』の会場風景。2022年春に開催された『3rd NEW STYLE MEETING SOUND PARK IN堺浜』の会場風景。

◆「サウンドコンテスト」では、他のユーザーカーの音を何十台も聴ける!

ちなみに「サウンドコンテスト」は、審査員が各車の音を聴いて点数を付けそれにて順位が決定されるという“競技会”ではあるものの、その一方でいわゆる“オフ会”的な性格も持つ。つまり、お互いのクルマの音を聴き合うための催し、という会ともなっている。なのでその気になれば、何十台というクルマの音を確認できる。そうすれば、愛車のシステムの音がイケているのかそうでもないのかが見えてくる。そしてもしも愛車の音が他車と比べてイマイチだと分かれば、同時に何が足りないのかにも気づける。そうすれば、次に何を行うべきかのヒントも見つかる。

さらには、「趣味友」も増える。先述したとおりカーオーディオは基本的には1人で楽しむものではあるが、悩みや嬉しさを共感できる仲間がいるとカーオーディオライフは一層充実する。「カーオーディオ・イベント」は、そういった仲間との出会いの場ともなっている。

そしてもちろん、勝敗を競うこと自体のワクワク感も味わえる。スポーツでもなんでも、やはり大会に出るというのはその趣味を楽しむ上での1つのクライマックスとなり得るわけで、カーオーディオでもそれは同じだ。そしてもしも入賞できれば、格別な満足感を味わえる。

「カーオーディオ・プロショップ」は、そんな新たな楽しさに触れるための入り口としても機能する。そのこともこの機会にぜひ、覚えておいていただきたい。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《太田祥三》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『ZR-V』と『シビック』、1万4730台をリコール…8月掲載のリコール記事まとめ
  2. トヨタ『プロボックス』25年目にフルモデルチェンジか…8月のスクープ記事ベスト5
  3. ホンダ『ZR-V』と『シビック』の1万4730台をリコール、座席が保安基準に不適合
  4. 新型『パジェロ』が世界初公開、三菱ブランドのフラッグシップSUVに
  5. 車体無加工で『ジムニー』をUSスタイルに! IPFから専用「グリルマーカー」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
ランキングをもっと見る