ポルシェ、EVでワンメイクレース計画…1088馬力の ケイマン[詳細写真]

ポルシェ 718 ケイマン GT4 eパフォーマンス と ミッションR(中央)
ポルシェ 718 ケイマン GT4 eパフォーマンス と ミッションR(中央)全 20 枚

ポルシェは5月16日、『718ケイマンGT4』をEV化したコンセプトカー『718ケイマンGT4 eパフォーマンス』(Porsche 718 Cayman GT4 ePerformance)を欧州で発表した。

EVパワートレインは、2021年秋のIAAモビリティ2021で初公開されたレーシングEVコンセプト、『ミッションR』がベースだ。718ケイマンGT4 eパフォーマンスでは、前後アクスルに高性能モーターの「PESM」を搭載する。システム全体で1088psのパワーを引き出し、4輪を駆動する。モーターやバッテリーを直接油冷する方式を導入し、熱による出力低下をなくした。レーシングモードでの出力は、30分間一定に保たれるという。

ポルシェのシミュレーションでは、1回のレースで612psのモーターパワーをコンスタントに最大30分間、発揮できることが確認された。これは、「カレラカップ」のレース時間と同じ。718ケイマンGT4 eパフォーマンスは、ラップタイムと最高速の点で、現行の「タイプ992」世代の『911GT3カップ』のパフォーマンスと同等という。

900ボルトの急速充電テクノロジーを採用した。これにより、バッテリーの容量の8割を充電する時間は、約15分で済む。ポルシェは将来、レーシングEVを使用したワンメイクカップを計画している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る