最優秀鉄道車両に京急1000形1890番台…ブルーリボン賞&ローレル賞選定 2022年

ブルーリボン賞に輝いた「Le Ciel」の愛称を持つ1000形1890番台。京急車では初めてデュアルシートやトイレを備え「最新水準の機器類を積極採用しつつ実績ある安定した仕様も踏襲し、チャレンジングな姿勢と堅実性を兼ねそなえたトータルバランスに優れた車両」として評価された。
ブルーリボン賞に輝いた「Le Ciel」の愛称を持つ1000形1890番台。京急車では初めてデュアルシートやトイレを備え「最新水準の機器類を積極採用しつつ実績ある安定した仕様も踏襲し、チャレンジングな姿勢と堅実性を兼ねそなえたトータルバランスに優れた車両」として評価された。全 9 枚

鉄道友の会は5月26日、2022年の「ブルーリボン賞」と「ローレル賞」を発表した。ブルーリボン賞には京浜急行電鉄(京急)1000形1890番台が、ローレル賞には東京地下鉄(東京メトロ)17000系、18000系、京阪電気鉄道(京阪)3000系3850形が選定された。

【画像全9枚】

1958年に制定されたブルーリボン賞は、鉄道友の会の選考委員会が最優秀とした車両へ授与する賞。1961年に制定されたローレル賞は、選考委員会が選んだ候補車両を会員の投票結果を参考に選考委員会が審議し、優秀と認めた車両へ授与する賞。

選定候補はともに前年1月1日~12月31日に国内で運行を開始した営業用の新形式車両またはそれに準じる改造車両で、今回の選定では5形式・系列が候補となっていたが、2019年以来、JR車両が受賞しない年となった。

京急のブルーリボン賞受賞は1983年に受賞した2000系以来39年ぶり。2019年に受賞した小田急電鉄(小田急)70000形GSE以来、4年連続で大手私鉄の電車が受賞した。

一方、東京メトロのローレル賞受賞は2011年の千代田線用16000系以来11年ぶり。京阪のローレル賞受賞は2009年の3000系以来13年ぶりとなった。


《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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