ホンダ『ステップワゴン』新型に最速試乗!ノアヴォクより地味?走りと実用性を検証

「大型化」でも運転感覚は変わらず?

広さはそのまま、多人数乗車時の居住性は快適に

ノア&ヴォクシーより地味だけど

ホンダ ステップワゴン スパーダ
ホンダ ステップワゴン スパーダ全 12 枚

「大型化」でも運転感覚は変わらず?

新型『ステップワゴン』のボディサイズは、全長が4800mm(スパーダは4830mm)、全幅は1750mmと大柄だ。それなのに室内空間はあまり拡大されていない。全長は衝突安全性、全幅は存在感の強い外観をねらって拡大したからだ。

【画像全12枚】

実際に運転すると、ボディが大柄な印象は受けない。外観は先代型以上に水平基調を強め、ボンネットも視野に入り、ボディの四隅が分かりやすいからだ。シートの背もたれの形状も見直され、2/3列目に座る同乗者も、前方や左右の視界が向上した。

ホンダ ステップワゴンホンダ ステップワゴン

広さはそのまま、多人数乗車時の居住性は快適に

車内の広さは前述の通り先代型と同等だが、シートの座り心地や着座姿勢は改善されている。床と座面の間隔も、2列目は10mm、3列目は20mm広がり、腰の落ち込む姿勢を改めた。

3列目シートは、座面の厚みも20mm増して、座り心地にボリューム感を持たせた。先代型の底突き感は解消されている。床下に格納するため、3列目の座面は、奥行寸法が1/2列目に比べて約70mm短い。これは先代型と同様の欠点で大腿部に違和感が生じるが、多人数乗車時の居住性は快適になった。

ホンダ ステップワゴンホンダ ステップワゴン

ノア&ヴォクシーより地味だけど

ハイブリッドの「e:HEV」では、エンジンが主に発電を行い、駆動はモーターが担当するから加速は滑らかだ。ノイズも小さく抑えられている。

新型では走行安定性と操舵感も向上した。ステアリングは小さな舵角から正確に反応する。後輪をしっかり安定させた上で、車両が自然に向きを変える運転感覚は、『シビック』などほかのホンダ車にも通じる。サスペンションが柔軟に伸縮するから、大きな段差を乗り越えた時の突き上げ感も小さい。走りは全般的に洗練されている。

ステップワゴンはトヨタ『ノア』&『ヴォクシー』に比べるとデザインが地味で、先進装備の種類も少ない。それでも多人数で乗車するミニバンの機能は、しっかりと造り込んでいる。

ホンダ ステップワゴン エアーホンダ ステップワゴン エアー

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

渡辺陽一郎|カーライフ・ジャーナリスト
1961年に生まれ、1985年に自動車雑誌を扱う出版社に入社。編集者として購入ガイド誌、4WD誌、キャンピングカー誌などを手掛け、10年ほど編集長を務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けている。

《渡辺陽一郎》

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎|カーライフ・ジャーナリスト 1961年に生まれ、1985年に自動車雑誌を扱う出版社に入社。編集者として購入ガイド誌、4WD誌、キャンピングカー誌などを手掛け、10年ほど編集長を務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『エスティマ』が“走りのミニバン”として復活か…アルファードと棲み分けは
  2. 700馬力の『GRカムリ』爆誕!? トヨタ最強セダンの可能性
  3. マツダ『CX-5』新型、パナソニック オートモーティブシステムズの「CDC」採用
  4. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  5. なぜ?テスラ・BYD・ハイブリッドを選ぶのか、日本の BEV ユーザーのリアル…国際経済研究所 小林浩氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  2. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  3. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
ランキングをもっと見る