本格システムを組める特別品…メインユニット[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

カロッツェリア・DEH-P01
カロッツェリア・DEH-P01全 4 枚

愛車のサウンドシステムのビルドアップを考えているドライバー諸氏に向けて、それを実行しようとする際に役立つ製品情報を紹介している当連載。今回は、モニターを搭載しないタイプの「メインユニット」中での孤高の存在とも言うべき、特別なモデルをフィーチャーする。

そのモデルの名は、カロッツェリア『DEH-P01』(税抜価格:10万円)だ。前回までの2回にわたり、カロッツェリアの非モニター系の「メインユニット」を紹介してきたが、同社はそれらとは一線を画す特別な「1DINメインユニット」を擁している。それがこの『DEH-P01』だ。

ちなみに当機がリリースされたのは2009年だ。つまり発売されてからすでに10年以上が経過している。しかし当機は今も、特別なひと品として存在感を放ち続けている。

当機が特別であるポイントは主には2つある。まず1つ目は、「付属のパワーアンプが6ch分の出力を備えていること」だ。というのも当機のパワーアンプは本体には内蔵されておらず別体化されている。ゆえに、通常の「メインユニット」よりも多くのch数が確保されたパワーアンプを用意できている。しかも、音質性能にも定評がある。

そして当機が特別であるもう1つの理由は、「コントロールできるch数が8あること」だ。つまり、フロント3ウェイ+サブウーファーという本格的なシステムも緻密にコントロールできるのだ。

なお、同社の「ハイエンドメインユニット」である「サイバーナビXシリーズ」をもってしても、コントロールできるスピーカーレイアウトはフロント2ウェイ+サブウーファーまでだ。他社のモデルを見渡しても、フロント3ウェイをマルチアンプ駆動しながらサブウーファーまでをマルチ制御できるモデルは存在しない。

もっとも昨今は、「パワーアンプ内蔵DSP」を用いてもフロント3ウェイ+サブウーファーシステムを効率的に組み上げられる。さらにいえばソースユニットにDAPを使うのであれば、むしろデジタル入力を持った「パワーアンプ内蔵DSP」の方がシステムを高音質化させやすい。しかし、少数派にはなりつつあるがCDで音楽を聴きたいという層にとっては当機はベストチョイスになり得る。当機はCDメカも至って優秀だ。

また、当機にはオートチューニング機能も搭載されている。高度なサウンドチューニング機能を手軽に使いこなせることも利点だ。

ハイレベルなシステムを「メインユニット」を核として構築したいと考えたときには、『DEH-P01』という名機があることを思い出そう。

今回は以上だ。次回からは新たな章に突入する。お楽しみに。


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《太田祥三》

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