ベントレー、コンチネンタル GT に「S」設定…0-100km/h加速4秒

スポーツ性が強調されたエクステリア

専用のツートンカラースプリット仕様のインテリア

4.0リットルV8ツインターボは最大出力550ps

ベントレー・コンチネンタル GTC S
ベントレー・コンチネンタル GTC S全 10 枚

ベントレー(Bentley)は6月6日、『コンチネンタルGT S』と、そのオープン版の「コンチネンタルGTC S」を欧州で発表した。

ベントレーはスポーツ仕様の「S」を『ベンテイガ』に用意している。『コンチネンタルGT』と、そのオープン版の『コンチネンタルGTC』も、Sモデルがラインナップされた。

◆スポーツ性が強調されたエクステリア

外観は、ブラックグロスのラジエターグリル、ブラックのブライトウェア、フロントフェンダーの「S」エンブレムなどが特長になる。ヘッドライトとテールランプは、ダークティント仕上げ。外装のブライトパーツはすべてグロスブラックに変更されており、「ウイングドB」のエンブレムと「BENTLEY」のロゴだけが、ブライトクローム仕上げとなる。また、リアウイングは、ダークなエクステリアに合うように、グロスブラック仕上げとしている。

ホイールは、新設計の22インチのY字型の5本スポークデザインだ。表面の仕上げはグロスブラックと、新登場の「ペールブロッガーサテン」から選択できる。赤いブレーキキャリパーが、スポーティな雰囲気を強調している。

Sモデルには、グロスブラック仕上げとブライトマシニング仕上げを施した専用の21インチトライスポークホイールも用意された。ブラック仕上げのクアッドエキゾーストテールパイプ、シリーズ最強モデルの『コンチネンタルGTスピード』と共通のブラックのシルエクステンダーなども採用されている。

ベントレー・コンチネンタル GTC Sベントレー・コンチネンタル GTC S

◆専用のツートンカラースプリット仕様のインテリア

Sモデルのインテリアは、専用のツートンカラースプリット仕様となる。ステアリングホイール、シフトレバー、シートクッション、シートバックレストには、スエード調の「ダイナミカ」を採用した。シートボルスター、ドアパッド、インストルメントパネル周り、コンソール周りには、レザーハイドが配される。レザーとダイナミカを組み合わせたインテリアに、レザーの滑らかさとダイナミカのソフトな起毛仕上げを融合している。

ドライバーインストルメントパネルも、スポーティさを強調したデザインだ。パフォーマンスを意識したグラフィックはコンチネンタルGTスピードと共通。Sデザインのフルートシートは、オプションでキルティング仕様が選択できる。

各シートのヘッドレストには、「S」のエンブレムが刺繍される。無償オプションで、ベントレーウイングの刺繍に変更することも可能だ。金属製の「S」バッジが、アクセントとしてあしらわれる。イルミネーテッドトレッドプレートには「Bentley Motors Ltd」の代わりに、「S」のデザインが刻まれている。

◆4.0リットルV8ツインターボは最大出力550ps

コンチネンタルGT SとコンチネンタルGTC Sには、『ベンテイガS』譲りの4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は550ps、最大トルクは78.5kgmを発揮する。0~100km/h加速は4.0秒で駆け抜ける。クロスプレーン方式のV8の鼓動を強調するため、スポーツエキゾーストが標準装備された。

48V電動アクティブ・アンチロール・コントロール・システムの「ベントレーダイナミックライド」を装備する。急カーブ時には、各アンチロールバーに内蔵されたモーターが最大1300Nmのトルクを0.3秒以内に発生させ、コーナリングフォースを抑制してロールを最小限に抑える。その一方、巡航時は左右ホイールをデカップリングすることによって、快適な乗り心地を追求している。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る