フィアット『ドブロ』新型…ベルランゴ ベースの商用車、顔が違う

専用デザインのグリルの下に「FIAT」のロゴ

ショートボディとロングボディの2種類

17の先進運転支援システム

フィアット・ドブロ 新型
フィアット・ドブロ 新型全 10 枚

フィアットは6月7日、新型『ドブロ』(Fiat Doblo)を欧州で発表した。シトロエン『ベルランゴ』をベースにしたOEMモデルだ。

写真:フィアット・ドブロ 新型

◆専用デザインのグリルの下に「FIAT」のロゴ

フィアット・ドブロ 新型フィアット・ドブロ 新型

初代ドブロは2000年に発表された。広い室内スペースが特長の小型MPV&商用バンだ。2010年には、2世代目モデルが登場した。今回欧州で発表されたのは、3世代目モデルとなる。

新型ドブロは、FCAとPSAグループの統合で誕生したステランティス傘下ブランドのシナジーを生かして、シトロエン・ベルランゴのOEMモデルになった。フロントマスクはフィアット専用デザインとなっており、ベルランゴと異なるデザインのグリルの下に、「FIAT」のロゴが添えられている。

汎用性、ペイロード、安全性の点でクラストップレベルを目指す。広く柔軟性に富んだインテリアは、あらゆる顧客の要件を満たすように設計されているという。新型ドブロは、ステランティスのスペイン工場で製造される予定だ。

◆ショートボディとロングボディの2種類

フィアット・ドブロ 新型フィアット・ドブロ 新型

ステランティスの「EMP2」プラットフォームをベースにする。ショートボディ(全長4400mm)とロングボディ(全長4750mm)の2種類を設定した。パワートレインは、ガソリンが1.2リットルで最大出力は110hp。ディーゼルは1.5リットルで、最大出力は100hpと130hpの2種類のチューニングがある。トランスミッションは、最大出力100hp仕様がMTのみ。最大出力130hp仕様には、MTと「EAT8」と呼ばれる8速ATが設定されている。

雪や泥地、砂などのあらゆる状況で最高のパフォーマンスと優れたトラクションを発揮するために、「グリップコントロールシステム」が装備されている。「ヒルディセントコントロールシステム」は、勾配が3%を超える場合に効果を発揮する。

「マジック・カーゴ」を使用すると、荷室の容量を0.5 立法m増やすことができる。パイプやはしごなどの長尺物を、最大で3.4mの荷室スペースに積載することが可能だ。さらに、助手席側のシートを持ち上げて、下のコンパートメントに収納することができる。必要に応じて、キャビンをモバイルオフィスに変えるために、回転式のトレイテーブルを装備することも可能だ。

◆17の先進運転支援システム

17の先進運転支援システム(ADAS)を採用する。中でも、ヘッドアップディスプレイは、メーター類に気を取られることなく、ドライバーに最も重要な情報を見やすい位置に表示する。フロントとリアにはパーキングセンサー、リアにはカメラを装着しており、簡単で安全な駐車を支援する。

レーンキーピングアシストは、カメラによって走行レーンからの逸脱を検出するシステムだ。システムが車線逸脱を検出すると、ステアリングを自動的に操舵し、徐々に車を元の車線に戻す。システム作動中は、インジケータランプが点滅する。

交通標識認識システムは、フロントガラスの上部の多機能カメラを使用して、速度制限標識など特定の道路標識を自動的に検出して読み取る。検出された標識の画像や制限速度は、3.5インチのカラーディスプレイやヘッドアップディスプレイに表示する。

この他、ドライバー・アテンション・アラートは、運転中にドライバーが注意散漫状態になっていないかモニターし、ドライバーに休憩を取るよう促すシステムだ。

《森脇稔》

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