ダンロップ、二輪用ハイグリップタイヤ「SPORTMAX Q5」発売へ サーキット性能強化

ダンロップ SPORTMAX Q5
ダンロップ SPORTMAX Q5全 7 枚

住友ゴムは、米国で開発したハイグリップタイヤ、ダンロップSPORTMAX Q5」を7月1日から順次発売する。フロント2サイズ、リア8サイズで価格はオープン。

SPORTMAX Q5は、公道走行で必要とされるウォームアップ性やウエット性能を確保しつつ、レース用微粒子カーボンを採用したコンパウンドや新プロファイルを採用。米国で高い評価を受けた従来品「SPORTMAX Q4」からさらにサーキット性能(ドライグリップ)を強化した。「サーキットに生息するストリートタイヤ」をキャッチコピーに、スリックライクな見た目で、トレッドエッジ部分には商品ロゴを刻印し、性能向上だけではなくデザインの細部にまでこだわっている。

新製品は、レース開発で培った最新技術を用い、補強材にカーボンを使用したコンパウンドを採用。カーボンブラックの含量を増加することでドライグリップ力を強化した。また、粒子径がより小さいレース用微粒子カーボンにより、ポリマーとの絡み付きが増え、発熱効率を向上させることでより優れたグリップ力を実現。さらに独自配合でより柔軟なコンパウンドとし、ウォームアップ性も向上している。

また、センターの外径を大きくした新プロファイルの採用や剛性を低減することで接地感を向上させ、安定したハンドリングとコーナリングを実現。独自のプロファイル設計IRP(インテュイティブ・レスポンス・プロファイル)によるプロファイルデザインは、トレッドのエッジに傾斜をつけアグレッシブな走行を可能としている。

フロント構造はトレッド剛性を柔軟にする方向に最適化し、従来品より接地感を向上。アラミドのコード層をクロスして重ねた2CUTベルト構造を採用し、素早い旋回レスポンスと高い旋回力を実現している。リアはトレッドゴムを連続して巻き付けるJLT(ジョイントレス・トレッド構造)を採用し、真円度を高めることでコーナリング時の高速安定性と高速ユニフォミティを向上。さらに、軽量なアラミドを素材とすることで高い高速安定性と接地感を両立している。

トレッドパターンは従来品と比べてセンター近くまで溝を伸ばし、トレッドセンターからバンクの中間域までの常用域で排水効率を向上させている。

サイズ一覧

フロント
110/70ZR17M/C(54W)
120/70ZR17M/C(58W)

リア
140/70ZR17M/C(66W)
150/60ZR17M/C(66W)
160/60ZR17M/C(69W)
180/55ZR17M/C(73W)
180/60ZR17M/C(75W)
190/50ZR17M/C(73W)
190/55ZR17M/C(75W)
200/55ZR17M/C(78W)

※110/70ZR17、140/70ZR17、150/60ZR17は8月下旬発売予定。それ以外は7月1日発売


《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る