トヨタ、3度目の下方修正---6月の世界生産[新聞ウォッチ]

トヨタ自動車元町工場
トヨタ自動車元町工場全 2 枚

「仏の顔も三度まで」ということでもなさそうだが、トヨタ自動車の減産がどうにも止まらない。トヨタの発表によると、6月の世界生産台数をこれまでの計画である80万台程度から、75万台程度に引き下げるという。6月の生産計画を下方修正するのは今回で3回目となる。

発表によると、6月17日から主力の国内7工場11ラインの稼働を最長11日間停止する。中国・上海の都市封鎖(ロックダウン)や、海外の仕入れ先工場の設備トラブルで部品の供給が遅れているためのようだが、このうち、元町工場(愛知県豊田市)では6月17日~7月1日の11日間、一部ラインの稼働を停止。『クラウン』やミニバンの『ノア』、『ヴォクシー』のほか、燃料電池車(FCV)の『ミライ』、電気自動車(EV)の『bZ4X』が影響を受けるそうだ。

トヨタは直近、5月27日にも上海市のロックダウンを理由に、6月の工場の稼働を一部停止すると発表したばかり。今回の稼働停止による影響台数は約4万台となり、6月のグローバル生産は、これまでの計画である約80万台から、75万台へと変更するが、2023年3月期通期の生産計画(約970万台)については現時点では据え置くという。

また、7月の月間でのグローバル生産計画についても「後日、公表する予定」としているが、「半導体不足およびコロナウイルス感染拡大による影響により、先を見通すことが依然困難な状況のため、生産計画が下振れする可能性もありますが、部品供給を精査し、できるだけ急減産を抑えながら、1日でも早く1台でも多くお客様にお届けできるよう、引き続き、努力してまいります」とのコメントも同時発表した。

2022年6月17日付

●県民割最大1万1000円割引、全国拡大、公共交通機関利用で(読売・1面)

ソニーとホンダEVの合弁会社、販売など担当(読売・10面)

●トヨタ国内減産4万台、上海からの部品調達滞る(朝日・9面)

●「食べログ」に賠償命令、アルゴリズム、評価の変更違法、東京地裁判決(毎日・1面)

●米国必需品半年前の倍、供給不足ガソリン、中古車高騰(毎日・7面)

●EV電池材料CO2で、旭化成、排出削減に寄与(日経・1面)

●自動運転の部品、日本で量産開始、ボッシュ日本法人社長(日経・13面)

《福田俊之》

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