高度な診断機能を備えた低価格スキャンツール「MTG3」登場…スナップオン

PR
高度な診断機能を備えた低価格スキャンツール「MTG3」登場…スナップオン
高度な診断機能を備えた低価格スキャンツール「MTG3」登場…スナップオン全 28 枚

OBD車検の開始が迫る中、スキャンツールの需要も高まっている。しかし、未だに旧型のコードリーダーを使っている認証工場も多く、高度な診断機能を備えたモデルへの移行が求められている。そんな中、スナップオンから手軽な価格で充実の機能を備えたスキャンツールとして「MTG3」が新登場したので注目した。

特定整備に対応可能ながら、必要十分のスペックを備えた『MTG-3』

OBD2へ接続することで高度な診断機能を使用できるOBD2へ接続することで高度な診断機能を使用できる

スナップオンにはすでに「MTG5000-S」「MTG-DUAL-TAB」といった高級スキャンツールをラインアップし診断機の分野をリードする存在になっている。しかし手軽に導入できるスキャンツールが欲しいと言う声が強く、より幅広いユーザー層に受け入れられるスキャンツールの入門機的な存在として開発されたのが「MTG3」なのだ。

ターゲットとなるのはこれまで本格的な診断機を使ったことがなかった、またはコードリーダーなどを使っていたという整備士。認証工場で切迫した必要性を感じていなかったユーザー層にはそんな従来型の整備体制で作業をこなしていた経緯があったのも事実だろう。しかし、OBD車検(2024年)の導入を前にして、診断機を使った整備環境の整備は待ったなしの状況。

そこにピタリと適合するのが「MTG3」だ。なによりも16万2800円(税込)という価格はこれまでの高級スキャンツールの価格を知るユーザーにはありがたい設定だ。しかもメニュー内容を見ても主な機能はほぼ網羅されているので実用上も問題ない充実ぶり。故障診断コード読み取りや作業サポート、アクティブテスト、カスタマイズ(国産車)なども可能なので、スキャンツールとしての機能はオールインワンしていると言っても過言ではないだろう。

スナップオンスキャンツール『MTG3』診断画面スナップオンスキャンツール『MTG3』診断画面

加えてはじめてスキャンツールを使うというユーザーにもわかりやすい設定を施したのもこのモデルの特徴。多機能なスキャンツールはメニューの階層が深くなり、使い慣れていないとどこに目的の機能があるかを瞬時には判断しにくい。そこで“よく使う機能”をメニューの浅い階層に置いたのが見どころ。

例えば、DPFの強制再生作業やエーミング、車検や点検で多用する作業サポートの項目をまとめた、メンテナンスモードなどがそれ。車種などを選んで階層を潜り込むのではなく、ダイレクトで操作したい機能を選んだ後に車種などを設定するいわゆる逆引きのメニューを構築しているのが初心者にも非常にわかりやすい設定となっている。

スナップオンスキャンツール『MTG3』診断画面スナップオンスキャンツール『MTG3』診断画面

さらには、OBD2に接続することでメーカーの自動認識も働くなど、スピーディな操作を行うための機能も充実。22メーカー+グローバルOBD2 標準対応(国産乗用車:8メーカー、国産大型車:4メーカー、欧州車:6メーカー、スーパーカー:4メーカー)に対応しているので多彩な車種に適合する。

技術面のサポートとしては故障診断技術サポートセンターが1年間無料で使用できる。これは通常初年度26,950円かかる有償のサポートセンター費用が無料(翌年以降は任意継続)で、スキャンツール使い方から診断・点検・修理のサポート/アドバイスまで幅広く対応してくれる。

ADAS(先進運転支援システム)など自動車の電子化が進む近年、技術的な問い合わせにしっかり向き合ってくれる専門スタッフのサポートがある事はとても安心だ。またデータのアップデートにも対応(10,000円+税/年)しているのも嬉しい。

Bluetooth連携でスマホやタブレットに画面出力、上位機種も顔負けの使いやすさ…?

Bluetooth接続をすることでスマホやタブレットでも操作可能となるBluetooth接続をすることでスマホやタブレットでも操作可能となる

そしてリモート操作が可能なのも同モデルの大きな特徴だろう。専用アプリをインストールしたスマホやタブレットをBluetoothで接続すれば、メニュー操作やデータの確認などがスマホ/タブレット側で行うことができるのだ。本体は車内に設置して車外から診断やテストを実施することができるのも大きなメリットだろう。

使い勝手の良さも同モデルの魅力。まずはコンパクトなボディ(しかもかなり軽量)&専用ケースも備えられてるので出張整備などで利用する場合にも持ち運びが便利。2.8インチモニターを備え、すべてをボタンで操作できるので機能面はこれ一台で完結するのも手軽だ(データの印刷は別売のプリンターが必要)。

さらに整備の現場でスキャンツールを使う際に気になるのが立ち上がりの速度。その点でもこのモデルは専用のOSを使っているため10秒程度で起動が完了しストレス無く作業に入れる。

スキャンツールの入門機として高級機並みの充実機能を備えた「MTG3」。スキャンツールを新たに導入したいが、なるべく導入のハードル(価格面、操作面)を下げたいと思っているユーザーに絶好のモデルとなった。

高度な診断機能を備えた低価格スキャンツール!スナップオン「MTG3」の詳細はこちら

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る