世界初の「電動ハイパーSUV」を標榜、ロータス『エレトレ』は600馬力…グッドウッド2022出品予定

0~100km/h加速3秒以下で最高速は260km/h

空力性能を追求した「ポロシティ」

モータースポーツにインスパイアされたルーフスポイラー

ロータス・エレトレ
ロータス・エレトレ全 10 枚

ロータスカーズは、英国で6月23日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、ロータス初の電動SUV『エレトレ』(Lotus Eletre)を出展する。

◆0~100km/h加速3秒以下で最高速は260km/h

エレトレは、世界初の電動ハイパーSUVを標榜している。そのEVパワートレインは、モーターが最大出力600hpを発生する。パワフルなモーターにより、0~100km/h加速3秒以下、最高速260km/hのパフォーマンスを可能にする。

また、バッテリーの蓄電容量は100kWh以上で、1回の充電での目標航続は約600km。出力350kWの急速充電を利用すれば、400kmの航続に必要なバッテリー容量を20分で充電できる。

ロータスの「Electric Premium Architecture(EPA)」車台を初めて導入した。地面に近い 「スケートボード」 デザインは、異なるバッテリーサイズ、モーター、コンポーネントレイアウト、異なる駆動技術に簡単に対応できるという。このプラットフォームが、今後のロータスのプレミアムライフスタイルパフォーマンスEVの基盤になるという。

◆空力性能を追求した「ポロシティ」

ロータス・エレトレロータス・エレトレ

デザインの特徴的な要素が、「ポロシティ」だ。空気は、車を通り抜けるだけでなく、車の下、上、周囲にも流れるという空力学的な理論になる。ポロシティは、ハイパーEVの『エヴァイヤ』のデザインの中心であり、新型スポーツカーの『エミーラ』にも取り入れられた。

エレトレの場合、車の前縁の下で空気が流され、ボンネット上部に組み込まれた2つの出口から排出される。また、フロントホイールアーチの前方や後方、リアホイールの後方、Dピラーの上部にもポロシティが設けられた。これにより、空気抵抗が少なくなり、航続、速度、性能の向上など、より効率的な走行を可能にするメリットがあるという。

フロントには、エミーラやエヴァイヤと同様、シャープなリーディングエッジを採用した。リーディングエッジのすぐ上には、デイタイムランニングライトとスクロール式のウインカーを装備した。ライトクラスターは、スリムなデザイン。メインランプは、対向車に影響を与えることなく、常時ハイビーム照射が可能なマトリクス方式だ。その下は凹型で、部分的に隠れるように配置されている。

◆モータースポーツにインスパイアされたルーフスポイラー

ロータス・エレトレロータス・エレトレ

アクティブフロントグリルは、複雑なデザインで、静止時や走行中の空気抵抗を減らす必要がある時は、閉じた状態になる。電気モーター、バッテリーパック、フロントブレーキの冷却が必要な時には、開いて空気をラジエーターに送り込む。

リアは、フルワイドのリボンライトがボディサイドの特徴的なラインを繋げている。ロータスのワードマークのすぐ上にあり、走行中は赤色に点灯する。両端には、スクロール式のウインカーを配置した。テールライトは4色に表示でき、車両のロック解除やバッテリーの充電状態を表示する。

一方だけで固定されているカーボンファイバー製のフローティングスプリットルーフスポイラーを装備した。これは、レーシングカーのウィングレットを連想させるモータースポーツにインスパイアされたデザインだ。中央部を無くすことで軽量化を図り、LIDARセンサーをガラス上部に配置した。ガラスを流れる気流をアクティブテールゲートスポイラーに導き、高速走行時にはスポイラーが自動的に展開する。アクティブテールゲートスポイラーは、選択したドライビングモードに応じて、3段階の角度に展開する、としている。


ロータス オリジナル カラメルビスケット 50P×2個
¥1,470 (¥1,470 / Count)
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る