マツダの藤原前副社長「明日からは一マツダファンとしてマツダのクルマを応援」

藤原清志 マツダ前副社長
藤原清志 マツダ前副社長全 10 枚

マツダの代表取締役副社長を6月24日に任期満了で退任した藤原清志氏は同日、マツダ本社で行われた定時株主総会で「一株主、一マツダファンとして、マツダ、そしてマツダのクルマを応援していきたい」と述べた。

総会で株主から「最後にマツダとマツダ車を愛する世界のファンに対してメッセージを」と求められた藤原氏は「株主様のひと言しゃべれというご要望に対して感謝申し上げます」とした上で、「40年前、隣の県から『縦縞』を着て、この地に来ました。40年間でユニフォームもクルマも真っ赤かになって、マツダ大好き、広島大好きという心の中は何も変わっていない」と現在の心境を語った。

さらに「この40年間の中でトヨタを始め日本の自動車会社のオールジャパンの仲間ともに、また金融機関の方々、取引先の皆様、そして一番私を励ましてくれたのがファンの方々でした。世界中のファンの方々が私を励まし、そしてこの40年間真っ赤に染めて頑張ってこれた」と、マツダでの40年間を振り返った。

藤原氏は1982年にマツダへ入社、開発畑を長く歩み、商品企画ビジネス戦略本部長を始め、パワートレイン開発本部長や研究開発・コスト革新担当などを歴任し、2016年に取締役就任。2018年の副社長昇格後は研究開発のほか、北米事業やグローバル・マーケティング、販売なども統括し、丸本明社長とともに経営改革に取り組んできた。

「この2年間、非常に厳しい中で丸本さんと二人でしっかりと足場固めをしようと努力してきた。その結果、この2年間で後輩たちが力強く成長してきたので、この段階で、この機会に私の第二の人生を歩ませて頂くということで、少し無理を言って理解を頂いて退任させて頂くことになりました」と藤原氏は退任の背景を明かした。

その上で「明日からは皆様と同じ、一株主であり、一マツダファンです。みなさまとともにこのマツダ株式会社、そしてマツダのクルマを応援していきたいと願っております。これまでの応援とご支援に感謝申し上げます」と藤原氏が締めくくると、株主から拍手が沸き起こった。

《小松哲也》

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