【VW ゴルフTDI 新型試乗】クリーンディーゼルは欧州車を選ぶ価値のひとつだ…渡辺陽一郎

VW ゴルフTDI(写真はRライン)
VW ゴルフTDI(写真はRライン)全 12 枚

欧州車を選ぶ価値のひとつに、クリーンディーゼルターボの豊富な設定がある。日本車ではハイブリッドが普及して、ハッチバックやセダンでディーゼルを選べるのは今ではマツダ程度だが、欧州車には選択肢が多い。

【画像全12枚】

特に馴染みやすい車種がフォルクスワーゲン『ゴルフTDI』だ。直列4気筒2リットルのクリーンディーゼルターボを搭載して、最高出力は150馬力(3000~4200回転)、最大トルクは36.7kg-m(1600~2750回転)になる。

VW ゴルフTDI(写真はRライン)VW ゴルフTDI(写真はRライン)

アクセルペダルを踏み増した瞬間、高い駆動力が一気に沸き上がるディーゼルの感覚は希薄だが、実用回転域には十分な余裕があって扱いやすい。フル加速時には、シフトアップが4600回転前後で行われ、高回転域の吹き上がりも活発だ。ガソリンターボのような感覚で運転できる。

しかもWLTCモード燃費は20km/リットルだから、軽油価格がレギュラーガソリン価格に比べて1リットル当たり約20円安いことも考えると、燃料代は『N-BOX』のような背の高い軽自動車と同程度だ。ディーゼルの特徴として、実用回転域の駆動力に余裕があり、燃費性能も優れている。

VW ゴルフTDI(写真はRライン)VW ゴルフTDI(写真はRライン)

走行安定性と乗り心地のバランスは、17インチタイヤ(225/45R17)を装着した「TDIスタイル」や「TDIアクティブアドバンス」が優れている。足まわりが柔軟に伸縮して、17インチタイヤとの相性も良い。

その代わりステアリング操作に対する反応はマイルドで、カーブを曲がる時にはボディが大きめに傾くが、挙動の変化が穏やかに進むから不安を感じさせない。

写真は18インチのRライン。渡辺氏のオススメは17インチのスタイルやアクティブアドバンスだという写真は18インチのRライン。渡辺氏のオススメは17インチのスタイルやアクティブアドバンスだという

現行ゴルフの走りと乗り心地は、グレードや仕様による違いが大きい。この中で乗り心地が最も快適で気持ち良く運転できるのは、17インチタイヤを装着したTDIスタイルやTDIアクティブアドバンスだ。ゴルフが備えている素性の良さを、最も効果的に引き出している。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

渡辺陽一郎|カーライフ・ジャーナリスト
1961年に生まれ、1985年に自動車雑誌を扱う出版社に入社。編集者として購入ガイド誌、4WD誌、キャンピングカー誌などを手掛け、10年ほど編集長を務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けている。

《渡辺陽一郎》

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎|カーライフ・ジャーナリスト 1961年に生まれ、1985年に自動車雑誌を扱う出版社に入社。編集者として購入ガイド誌、4WD誌、キャンピングカー誌などを手掛け、10年ほど編集長を務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様に怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 『セリカ』が復活、トヨタGRに大きな動きが!…7月のスクープ記事ベスト5
  2. トヨタ『カローラスポーツ』、日本にない2.0リットルエンジン搭載…米国2027年型
  3. フィアット『トポリーノ』に「Vilebrequin」、地中海沿岸のライフスタイルを表現
  4. トヨタ『ヤリス クロス』、「GR SPORT」を一部改良…10.5インチHDディスプレイを標準装備
  5. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  2. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  3. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  4. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
  5. 【バッテリー リスキリング講座】車載用全固体電池の開発状況と今後の展望
ランキングをもっと見る