【FDJ 第2戦】3年ぶりにマッド・マイクが帰ってきた! 4ローターRX-7の咆哮が福島に響き渡る

FORMULA DRIFT JAPAN 第2戦 エビス
FORMULA DRIFT JAPAN 第2戦 エビス全 42 枚

6月18日、19日に福島県のエビスサーキット(西コース)にて「FORMULA DRIFT JAPAN (FDJ) 」の第2戦が開催された。注目を集めたのは2018年シリーズのチャンピオンで、約3年ぶりの参戦となるマッド・マイク(マイク・ウィデット)選手。その戦いの模様を振り返ってみよう。

【画像全42枚】

◆北米で10万人を超える観客を集める“フォーミュラD”の日本版が“フォーミュラDジャパン”だ

FDJは北米が発祥となるFORMULA DRIFT(FD)シリーズの日本版。もともと 国内のドリフト競技はD1GPが長年開催されているが、アメリカで立ち上がったプロドリフト選手権が逆輸入される形で開催されるようになったのがFDJとなるから面白い。よって現在、国内で開催される最高峰のドリフト競技はD1GPおよびFDJが併催されている形だ。

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競技の審査基準は北米で開催されるものと全く同じ。審査員や車検の検査員までわざわざ日本に来ているというのも驚くべきポイントだが、審査を含めてアメリカの雰囲気を感じられるのもFDJの魅力の1つ。

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競技は予選と決勝を含めた2日間で開催される。土曜の予選では1台ずつ走行する単走方式で上位32台を決定、日曜日の決勝では2台が同時に走る追走方式(先行:リード、後攻:チェイス)で、土曜日に勝ち残った32台による決勝トーナメントで優勝者を決めていく。また、機械審査を交えて行うD1に対して、3人の審査員によるジャッジで進められていくのも大きく違うポイントの1つだ。

◆マッド・マイク選手がスポット参戦!3年ぶりの参戦で1番の注目を集める

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参戦体制は変わらず、川戸泰介氏が代表を務めるTCP MAGICが主体となる「Red Bull withTeamMagic Toyo Tires Drift」からマツダ『RX-7 (FD3S) 』で参戦。しかしながら、2022年シーズンの参戦に向けてマシンは細かくアップデートされた。最も大きな変化が装着するタイヤだ。今シーズンのレギュレーションによって、極端にグリップ力の高いハイグリップラジアルの装着がNGに。

同チームも今まではトーヨータイヤのドリフト用タイヤ「R888RD」を装着していたが、同社の「R1R」にチェンジ。そこでタイヤの摩耗を抑え、かつ安定したグリップを得るために、リアタイヤの外形を18インチから19インチへとアップデート。それに合わせて、最大1,300馬力を発生することができる4ローターエンジンも800馬力へとリセッティング。その他、燃料系統の見直しやエンジンの耐久性の向上など、戦闘力を高めてマシンセッティングが行われた。

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土曜日の単走から、マイク選手の走りは好調。ブランクを感じさせないスムーズな走りで87点を獲得。全体の10位で日曜日のトップ32へ進出した。そして、決勝日となる日曜日は午前からトップ32がスタート。最初の対戦では、相手車両のトラブルもあったことで危なげなく快勝を収める。

午後のトップ16では地元福島出身のベテランドライバー、末永直登選手と対戦。“気負いすぎた”というマイク選手のコメントの通り、先行・後攻ともにオーバーランを喫してしまい敗戦。しかしながら、クリーンな走行と気迫のこもった走りは観客たちの注目を集めており、走行後には大きな拍手が巻き起こった。

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審査員の谷口信輝氏も「めちゃくちゃだったかもしれないけど、熱い走りをしてくれる選手はなかなかいない。まだまだ見てみたいよね。」とその走りを褒めていた。また、マイク選手は来日4週間前にバイクの事故によって左腕と鎖骨を2箇所骨折しており、怪我を押しての出場となった。

2022年シーズンの参戦予定は、現段階では決まっていない。しかしながら、パイクスピーク参戦に向けての準備、ならびに来シーズンはフル参戦も視野にいれているというマイク選手。ロータリーファンだけでなく、今後の活躍にも注目してみてほしい。

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マッド・マイク選手のコメント:
「難しいコンディションの中、アウトクリップ中心に変化したコースレイアウトにも苦戦した。トップ32はぎりぎりこらえてチェイス(追走)できたが、トップ16の戦いで全力を出し尽くした。相手は地元福島の末永選手でここは彼のホームコース。だから気持ちを込めて走ったけど、結果としてコースアウトしてしまった。ただ、久しぶりのFDJはとてもエキサイティングだった。来シーズンはフル参戦予定なので注目してね!」

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TCP MAGIC 川戸氏のコメント:
「久しぶりのマイク選手とFDJに参戦、やはり華がある彼はエンターテイナーとしても一流ですよね。マシンも調子はよく、3年のブランクを感じさせないマイク選手の走りは抜群でした。次回の来日は現段階では未定だが、本来であれば今年のパイクスピークに挑む予定で、現在制作中であるマツダ3のシェイクダウンが次の機会になりそう。マイク選手は現地でイベントの様子を見てくる予定とのことで、来年のFDJ参戦とパイクスピーク挑戦が今から楽しみです!」

《後藤竜甫》

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