ランボルギーニ アヴェンタドール、電動化なしの最終モデル…グッドウッド2022ヒルクライムに登場

ランボルギーニ・アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ(グッドウッド2022)
ランボルギーニ・アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ(グッドウッド2022)全 10 枚

ランボルギーニは6月24~26日、『アヴェンタドール』の最終モデルの『アヴェンタドール LP780-4ウルティメ』(Lamborghini Aventador LP 780-4 Ultimae)を、英国の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に出展した。同フェスティバル名物のヒルクライムに登場している。

写真:ランボルギーニ・アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ

◆伝統の自然吸気V12エンジンを電動化技術なしで搭載する最後のモデル

同車は、アヴェンタドールのおよそ10年の歴史に終止符を打つ最終モデルだ。また、ランボルギーニ伝統のV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンを、電動化技術なしで搭載する最後のモデルでもある。クーペ350台、ロードスター250台の合計600台が限定生産される予定だが、すべて完売している。ウルティメとは、ラテン語で究極の、最後の、を意味する。

アヴェンタドール LP780-4ウルティメは、アヴェンタドールの基本コンセプトに戻り、「LP」(Longitudinale Posteriore=ミッドシップ縦置き)の名称を復活させた。ランボルギーニのデザイン部門の「セントロスタイル」がデザインを手がけた。特別に開発されたカラーリングは、ブラック部分と塗装部分とのコントラストを美しく演出しているという。

また、無駄のないピュアなボディラインと、広範に使用されているカーボンファイバーが特長だ。剛性が高く軽量なカーボンファイバー製モノコックと、ボディ全体にカーボンファイバーを多用することで、乾燥重量は1550kgに抑えている。

フロントには、リップスポイラーと大型のエアダクトが装備された。エアロダイナミクスを向上させると同時に、エンジンやラジエーターの冷却性を引き上げる。専用のフロントバンパーには、エアダクトとサイドクーリングインレットが採用された。リアバンパーは軽量デザインとしている。アクティブエアロシステムのリアウィングは、速度と選択したドライブモードに応じて、3種類の角度に切り替わる。アンダーボディも見直され、空気の流れを最大化し、ブレーキの冷却性を高めている。

ランボルギーニ・アヴェンタドール LP780-4 ウルティメランボルギーニ・アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ

◆敏捷性を高める4ホイールステアリングを採用

「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」と「ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング(LRS)」を組み合わせた。この「4ホイールステアリング」により、低速時の敏捷性を向上させると同時に、高速時の車両の制御と安定性を高めている。

4輪駆動システムは、ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング(LRS)などのアクティブシステムと連携して作動するように最適化されており、低グリップ路面でも高いパフォーマンスとドライビングプレジャーを追求した。路面コンディションや選択されたドライビングモードに応じて、前後アクスル間のトルク配分が変化する。タイヤは、ピレリ「Pゼロコルサ」を装着する。

路面コンディションや選択されたドライビングモードに応じて、ダイナミックな挙動を適応させることができるプッシュロッド式磁気レオロジー・アクティブ・サスペンションを採用した。この「4アクティブサスペンション」は、不要なローリングや車体の動きを補正するだけでなく、ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング(LRS)と連携して作動するように設計されているという。

ランボルギーニ・アヴェンタドール LP780-4 ウルティメランボルギーニ・アヴェンタドール LP780-4 ウルティメ

◆0~100km/h加速2.8秒で最高速355km/h

ランボルギーニは、アヴェンタドール LP780-4ウルティメ向けに、ランボルギーニの市販車向けとしては、史上最強のV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンを開発した。チタン製インテークバルブの採用や、VVT(可変バルブタイミング)やVIS(可変吸気システム)の最適化により、6.5リットルV12エンジンは最大出力が780hp/8500rpmに引き上げられた。

780hpのパワーは『アヴェンタドールS』よりも40hp高く、『アヴェンタドールSVJ』を10hp上回る。最大トルクは73.4kgm/6750rpmだ。トランスミッションは7速の「ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)」。アヴェンタドール LP780-4ウルティメは、 0~100km/h加速2.8秒、最高速355km/hの性能を発揮する。CCBブレーキシステムは、100km/h走行からの制動で、30mで停止できる性能を備える。

モードセレクターによって、「STRADA」、「SPORT」、「CORSA」の3種類のドライブモードが選択できる。これにより、エンジン、トランスミッション、トラクション、ステアリング、サスペンション、スタビリティコントロールを最適に調整することができる。これらに加えて、「EGO」モードでは、すべての設定をカスタマイズし、自分だけのドライビングを楽しむことが可能、としている。

《森脇稔》

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