HKSは、汎用ターボ「GTタービンシリーズ」に、想定出力500ps~1000ps超クラスの5機種を追加し、ラインアップを拡充する。
今回追加するのは、想定出力1150psの最高峰モデル「GT75115_BB」をはじめ、「GT75100_BB」(1000ps)、「GT6290_BB」(900ps)、「GT5565_BB」(650ps)、「GT4950_BB」(500ps)の5モデル。既存の「GTIII-5R」や「GTIII-4R」、「GT II シンメトリーシリーズ」などのラインアップを補完する。
新製品は従来モデルと比較して、コンプレッサ/ターボの両ホイールは小径ながら、大風量を過給できる。TO4Zから受け継ぎ、GTIII-4R、5Rで進化したポーテッドシュラウドのデザインを継承。吸気の循環通路を穴で成形することで、入口径が広いベルマウス形状として、サクションパイプから段差なく吸気を吸い込めるようにした。また、“51サウンド”ともいわれるターボの吸気音が聞こえやすい構造としている。
コンプレッサハウジングの表面は、特殊な高耐食性マットブラックコーティング処理をすることで、経年変化によるアルミの腐食を抑止。また、シャンパンゴールドのアルマイト仕上げのポーテッドシュラウドと合わせて外観を統一している。ターボハウジングはステンレス鋼製でVバンドタイプ。 サーキット周回走行にビッグシングルを使用するユーザーにもお勧めだ。
GT75115_BB
想定出力:1150ps
想定エンジン:RB26(2.8L)/2JZ(3.4L)
価格(税別):57万6000円
1000psオーバー狙い。高ブーストを想定し、コンプレッサ出口接続をVバンドとしている。
GT75110_BB
想定出力:1100ps
想定エンジン:RB26(2.8L)/2JZ(3.4L)
価格(税別):54万2000円
1000ps狙い。T51R SPL.BBと同等の立ち上がりで高回転時の伸びをプラスした特性。
GT6290_BB
想定出力:900ps
想定エンジン:RB26(2.8L)/2JZ(3.4L)
価格(税別):45万円
GTIII-4RとGTIII-5Rの中間の過給特性。4Rに対し、インターセプト回転数は高回転側にシフトするが、高回転時のタレがなく最大出力が向上。
GT5565_BB
想定出力:650ps
想定エンジン:RB26(2.8L)※ツインで使用/SR20(2.2L)/4G63(2.3L)
価格(税別):37万3000円
GT3037+αの500psオーバー狙いに。
GT4950_BB
想定出力:500ps
想定エンジン:RB26(2.8L)※ツインで使用/SR20/EJ20/G16E/VR38(シンメトリー)
価格(税別):36万3000円
GTIII-RSからのアップグレード等で500ps狙いに。
¥1,900
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