どの車載機器でもミラーリング…周辺アイテム編[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

データシステム・HDMI変換アダプター
データシステム・HDMI変換アダプター全 2 枚

カーオーディオシステムの能力を上げることに興味を抱くドライバー諸氏に、それを可能とする機器のチョイスの仕方を解説している。現在は、「周辺アイテム」にスポットライトを当てている。

今回は、スマホのミラーリングを行うためのアイテムを紹介する。なおミラーリングとは、スマホ画面をそのままモニターに映し出せるようにする機能だ。車載機にてこれを行う場合には、音声もカースピーカーから出せる。ただし、アプリの操作は車載機のモニター上では行えない。ミラーリングはあくまでも、“鏡のように映し出す”だけの機能だ。とはいえ、これが可能となると車内エンタメが一層充実する。楽しめるコンテンツの幅が一気に拡張するからだ。

で、これを行うもっともスタンダードな方法は「車載機に備わっているHDMI端子を活用する」というものだ。または、車載機器が無線ミラーリングに対応していて愛用のスマホもそれに対応していれば、ワイヤレスでこれを行える。しかしそのどちらも不可能な場合にはこれを諦めるしかない…、かというと、他にも手がある。

例えばデータシステムからリリースされている『HDMI変換アダプター』を使うと、それが可能となる。スマホから出力されるデジタル映像信号をアナログ信号へと変換できるようになるからだ。その信号を車載機のアナログ映像入力端子へと入力すれば、スマホ画面を車載機の画面上に映し出せる。

ちなみに、モニターを備えた車載機はほぼすべて、アナログの映像入力端子を持っている。バックカメラの映像を入力するためだ。なので『HDMI変換アダプター』を使えば、ほぼすべての車載機にてミラーリングを行えるようになる。

なお、映像入力端子が1系統しか備わっていない場合、それがすでにバックカメラ用の入力端子として使われているときにはどうすれば良いのかというと…。

そんなときには、映像切り替えを行えるアイテムを導入すればOKだ。やはり例えばデータシステムでは『AVセレクターオート』という機器を用意している。当機の場合は、3系統の映像ソースを切り替えて1つの映像入力端子に入力できるようになる。しかも映像切り替えは自動で行われる(別売のスイッチを使えば手動切り替えも可能)。映像信号が入力されればその映像が自動で映し出され、バックカメラを入力する場合にはシフトレバーのリバースと連動させることも可能だ。

ところで前回の記事で説明したとおり、車載機器は基本的に走行中は映像ソースを映し出せないので、『HDMI変換アダプター』を使う場合にも、「テレビキャンセラー」的なアイテムも必要となる。これを未装備の場合には、併せて用意することをお忘れなく。

今回は以上だ。次回以降も車内エンタメを充実させるための「周辺アイテム」の紹介を続行する。お楽しみに。


《太田祥三》

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